† 集団エゴイスト †

□第十三話 expunge〜抹消〜
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<ツナside>


今頃、雲のリング戦が始まったところだろうか。

本当ならばすぐにでも校舎に駆けつけ恭弥の応援をしたいのだが、リボーンから今夜は校舎に行かず修行を続けるようにと言われる。



どうやら何か訳ありらしい。



イマイチ納得はいかないが、それでも俺のためにとみんなが動いてくれていることを知っているから、ぐっと堪える。



バジル君とともに炎を交わして戦いつつ、俺は何故こんなリング戦などをしなければならないのか、その理由を考えていた。


九代目からの直接の連絡はないものの、父も九代目もこのリング戦を必要としていることが感じられた。


そして、ザンザスも…。




何故皆がここまでこのボンゴレリングに必死になるのか?


ボンゴレリングとは一体何なのか?




戦いの最中でも無意識にそんなことを考えていたら、ふと何やら超直感が動き出したのを感じた。




……これは…。






「バジル君、リボーン。修行は中止だ。至急中学校に向かう。」





俺のただならぬ様子にリボーンも何か感じ取ったのか、反対されることもなく、俺たちはすぐにグラウンドを目指すこととなった。



今まで外れたこのない超直感だが、願わずにはいられなかった。



こんな予感は外れてくれ…!








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