02/04の日記

01:20
願わくば祖母のやうに
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こんばんは、お久しぶりの管理人Y.O.Dです。

先月、祖母が亡くなりました。
年末年始に楽しく、孫も娘も大集合してとても楽しそうで、とても元気で…。
祖母は血小板の少ない方で、出血したら止まりにくい血がサラサラとした体質で
脂肪の多い食べ物も甘い物もあまり好きではなく、太っているどころか痩せぎすでした。
血小板とリュウマチを除けばいたって健康と言える身体でした。
だからみんな、事故とか風邪とか骨折とかには気を配っていたんです。


まさか心筋梗塞でものの数分で逝ってしまわれるとは思いもしませんでした。


本当に一瞬だったようで、お医者さまからも苦しんだ様子も
暴れた様子もないと言われたのが救いでした。
実際その数時間前までご近所さんにミカンを配ってきたり、話し込んだりいろいろしていたようです。
人生を楽しむだけ楽しんで気がつかぬうちに死ねたなんて、私もそんな最期を迎えたいものです。





死んだ人間は、もはや人間だったとは思えないほど人形のようで、それがとても怖かった。
この棺桶に眠っている人は、いったい誰だろう、何でできているのだろう
有機物、タンパク質、C・H・O・N・S、燃やされるタンパク質は炭化を通り越して灰すら残さない

理屈では分かってる。気持ちが追い付かない。

でもこの悲しいと言って流す涙は本当の涙なのか本当に私の悲しいという気持ちなのか本当は何を思っているの泣かなくてはいけないという建前なんかではなくて儀礼でもなくこれは私なのかなんなのか私は散々祖母を利用するようなことを口にしてこなかったかなぜ今頃になって悲しむことがあるのむしろ家も土地も手に入るじゃないか念願の猫も犬も飼うことができるぞ好きな野菜を植えることだってできるぞ介護する必要性もなくなったんだぞ。


祖母がいるあの家が欲しかった。



あなたと過ごした時間は思った以上に短くて、初めは怒られてばかりでした。
時が経つにつれ私のことを認めてくれたのか、あなたは少しずついろんな話をしてくれるようになったね。
最後に元気な姿を見て、あと4年生きたら一緒に住もうと言ったのに、あなたは一月と経たずに逝ってしまったね。

富士山が綺麗な青空の下、煙突すらない火葬場では灰すら上らないよ。
筋雲が灰のように流れていき、さざ波のよう。
大気の海は、かの人の魂を最果てにある時の止まった楽園に送ってくれたろうか。



今、病院から頂いたストレス性胃潰瘍の薬と精神安定剤を服用している次第にございます。
ぼちぼち治ってきましたし、何事もなく過ごせたらいいなぁ…。

とりあえず追試がんばろう。

 

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