硝子の騎士

□阻む、[盾]
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「アリア。」
自分の名前を呼ぶ声に、彼は目を開ける。
「…王?」
「うん!僕が騎士星座の穹。そして君は盾座のアリア。よろしくね!」
彼は、沈黙のままに穹の前に膝をつく。
「…王…お待たせ致しました。盾座のアリア、ここに。」
新たな騎士が、目覚めた。
盾座のアリア。
纏う聖衣には、巨大な盾が付属されている。
「既に円卓座と聖杯座が目覚めてる…アリア、君にやって欲しいことがあるんだけど…。いいかな?」
首を傾げ、真っ直ぐにアリアの瞳を見ながら、王は、問うた。
その視線を真向から受け、アリアは頷く。
「王。貴方の望むまま。」
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