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□秘密のkiss
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キーンコーンカーンコーン


1日の始まりを告げる
チャイムが鳴る。



「席着け、SHR始めるぞ」

堂上がそう言った瞬間
教室の後ろのドアが
勢いよく開いた。



「すいません、寝坊しました!!」


入ってきたのは笠原郁、遅刻常習犯である。



「笠原!またお前か!」

堂上の怒声が
教室中に響き渡った。



「す、すいません!!」



今日も堂上学級の
SHRは笠原への
説教タイムと化した。

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