小説2

□甘く蕩けるチョコレート
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「お猿ちゃんの精液、チョコの味がするw」
チョコレートと猿門が放ったもので汚れたソコを舐めあげ、楽しげに呟く三鶴。
チョコを自身に塗りつけるように舌を這わせる三鶴の口淫に、ガクガク震え甘い声をあげ続ける猿門。
「…ひぅっ…はっ…おま、えが…ッ…へんな…こと…ぁっ…する…からっ…」
快楽に支配されそうな意識を必死で保とうとする、そんな猿門を追い詰めるように三鶴はどんどん行為を進めていく。

「こっちも気持ちよくしてあげるね?」
「…ふ…ッ…ひゃあっ…ソコ、はっ…」
下肢を伝い、後ろの窄まりまで滴り落ちるチョコレート。
三鶴はクスクスと楽しそうに笑うと、チョコ濡れの猿門の奥に一気に二本の指を突き入れた。
プチュリと溶けたチョコを纏い体内に挿入っていく長い指が、感じる痼を執拗に弄りまわす。
「…ひぅっ…ッ…やぁああっ…」
強い快感にキツく指を締め付けながら、再び絶頂を迎える猿門。

「ありゃ…俺ちゃん顔射されたの初めてかも」
股の間に顔を埋めていた三鶴にも、当然放たれた白濁がかかるわけで…。
「…ぁ…ごめっ…」
「ん〜、じゃあお猿ちゃんが舐めて綺麗にしてよ」
「…なっ…んなの、できな…ッ…」
猿門は顔を真っ赤に染め、ブンブンと首を振った。
「ダーメ、舐めて?」
だがしかし、三鶴は猿門の腕を引っぱり膝の上に乗せると、羞恥に染まる顔を下から覗き込む。

欲を孕んだその暗い瞳に、どうして逆らえないのかわからない。
猿門は怖ず怖ずと口を開け、三鶴の顔を汚す自身が放ったものに舌を這わせる。舌先に感じる苦味に泣きそうに顔を歪め、それでも残りの精液を綺麗に舐め取った。
「…ふぅ…ッ…なめ、たっ…」
「よく出来ましたw」
三鶴は誉めるように優しく猿門の頭を撫で、触れるだけのキスをおとす。


涙で濡れた頬を舐めとり、三鶴が猿門を床に押し倒したその時、ガチャリと仮眠室のドアが開いた。
「なんだこの甘ったりい匂い…」
部屋に充満する甘いチョコの香りに眉を顰め、部屋に入ってくるハジメ。
「バレンタインだからね、お猿ちゃんでチョコ食べてたの」
楽しそうにハジメを振り返る三鶴。
状況を理解できない猿門は、押し倒された体勢のままハジメを凝視している。何故ここにハジメが現れたのか分からないようだ。

「お前が呼び出した理由はコレか?」
実は猿門を部屋に連れてくる前にハジメに連絡していた三鶴。計画的犯行である。
「そうだよんw最初はさ、お猿ちゃんにチョコ作って貰ってたんだけど…我慢出来なくなっちゃったwハジメも一緒に食べる?」
「匂いだけで胸焼けしそうなんだが…」
「ん〜?じゃあハジメ用に買ったチョコあるから、お猿ちゃんに食べさせてあげよっか」
意味深な言葉を吐き猿門から離れていく三鶴は、冷蔵庫の中からあるものを取りだす。
三鶴が取り出したもの。それはよくあるお酒入りのチョコ、ウィスキーボンボンだった。
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