小説2

□続・チョコレートを贈る日
1ページ/1ページ

そんなこんなで九力と力を合わせ作り上げた媚薬入りチョコレート。
あれから数時間。
それを手に主任の元にやってきたわけだが…


只今主任の部屋で主任が入れてくれた(重要)紅茶なんかを飲んだりして、まったりリラックスタイム実地中。
チョコは会って早々渡した。
「お前って器用なんだなwこれってサッカーボールか?」
そう言って少し照れながら、丸い形に整えられたチョコを口に入れる主任。
ここまで事態が順調に進むとは思っていなかった俺。

今の俺の心境はというと…

「すみませんでしたぁぁぁ!!!!」

と、床に額をグリグリ擦り付けて思いっきり謝りたい所存である。


よく考えたら猪里さんからと言う得体の知れないものを主任に食べさせるなんて、一体全体俺はなにを考えているんだ。
ひとつ、ふたつと、どんどんチョコを平らげていく主任。そんな主任を眺めながら一向に落ち着かない俺。

どうか何も起こりませんように…なんて思いながらも、ほんの少しだけ期待してたりする。
いつだってストイックで綺麗で純粋な主任が、どんな風に俺の下で喘ぐのか…



「…ろくりきぃ」
「ひゃい!?」
妄想の中で主任にあんなことやこんなことをしていたら、ふいに名前を呼ばれる。
びっくりして心臓が口から飛び出してしまいそうになった。
思わず上擦ってしまう声と、バクバクする胸を押さえ主任の方を見やる。

あ、、、

やばい…これは完全にアウトなやつだ…

「なんか、おれ、あちぃ…」

振り向いた先には、顔を真っ赤に染め明らかに何らかの作用が効いているだろう息遣いで、ウルウルと大きな瞳を涙で潤ませた主任がこっちを見ていた。

はっきり言ってエロいヤバい。もう限界である。

「主任、あの…すみません。俺がなんとかしますから!後でいくらでも謝ります!!だから抱いてもいいですか!?」
「……ふぇ?」

「わかんないですよね…」
きょとん顔で見上げてくる主任の薄く開いた唇。
俺は引き寄せられるようにその赤い唇を自身のソレで塞いだ。

ビクリと震える身体を軽く押さえ、熱い口内にぬるりと舌を差し入れる。
「んぅっ!?」
逃げ回る舌を捕らえじゅっと吸い上げれば、薬のせいか力の入らない腕で俺の肩を突っぱね逃げ出そうと藻掻く。
いつだったか気持ち悪いと言われた深いキスは、やっぱり好きじゃないようだ。
「んっ…んん…ふぅっ……やぁ…」
そんな小さな抗議の声に気付かないふりをして、舌を絡め上顎をなぞり、キスを重ねていく。

突っぱねる腕の力も弱まり甘い声と吐息だけになった頃、漸く長いくちづけから主任を解放してやる。
ゆっくりと重ねた熱い身体を離すと、とろりと溶けた薄いグリーンの瞳と視線が合わさった。


次の瞬間、堰を切ったようにボロボロと零れ落ちる涙。
「しゅ、しゅにんっ?」
「…っ…ろくりっ…ふぅっ…へん…おれ、おかしいっ…」
「えっ?なにがです?大丈夫ですか!?」
「うぇぇ;;…だって、ち…ちん…おかしいっ!あついしっ…おしっこでちゃうぅ;;;;」
「…は?」
ブルブルと震え、自身のズボンを両手で押さえながらそう訴えてくる様は、余りにも幼くて罪悪感を覚えるくらいで。


おしっこ…って言ったよな?
精液じゃなくて…。

目の前で子どもように泣きながら震えている主任と、普段の主任。そして初めて深いキスをした時のこと、色々思い出してみる。
そう。キスすら初めてだった主任に性交渉の経験なんてある筈がない。
もしかすると、自慰さえ経験がないのでは…?
そこまで考えた後、不安そうに、だけど湧き上がる自身の熱に戸惑う主任と向き合う。


「それはやばいですね。俺が助けてあげますから、主任は全部俺に任せてください(棒)」
咄嗟に口から出たその言葉は自分でも意味が分からなかった。



状況を理解してない主任をなんとか宥め、姫抱きで寝室まで運ぶ。
普段なら恥ずかしがって暴れだしそうだが、今日は逆に俺の首にしがみつきながら小さな声で「ろくりきっ…はやくっ、おしっこ、もれちゃうぅ…」と繰り返している。

あの薬、ほんとに大丈夫なのか?なんか変な効果出てない?いや、可愛いけども!


そんなことを考えながら主任をベッドに降ろし、そのまま押し倒す。
「ろくりきっ…」
とろんと溶けた瞳で見上げてくる主任に、正直俺の股間は限界突破してしまいそうです。
「…脱がしますよ?」
意を決してそう聞いたところで、蕩けた主任は変わらずこちらを見ているだけで、意味のある言葉はなにも発さない。
もうどうにでもなれと、主任のズボンと下着を一息にずり下ろした。
そして、しっかり勃ちあがり存在を主張している主任に触れる。

「んっ…ああっ…」

触れた瞬間零れでるやらしい声に思わず握る手に力がこもってしまったが、痛みより快感が強いのか主任のソレは未だ強度を保っている。
むしろ強めの方が感じるのかもしれない。


「ひぁあっ…やぁ…でちゃ、からぁっ…も、でちゃうっ…」
イヤイヤと頭を振り、グチグチと自身を嬲る俺の腕に爪を立てる主任。限界が近いのかヒクヒクと内股が痙攣を繰り返している。
「あっ、あっ…らめ!おしっこ、おひっこっ…れちゃうぅ!!」
「いいですよ。主任の出すとこ見せて?」
トロトロとはしたなく零れる先走りを先端に塗りこみ、根元からグチグチと扱いてやると、主任は呆気なくピンクの可愛いちんこから精液を吐き出した。

「…ふっ…あ、でちゃった…おれ、おしっこ…;;」
射精したことで理性を取り直したのか、再び泣き出しそうに顔を歪める。
「大丈夫…。ほら、おしっこじゃないでしょ?」
「…おしっこじゃない?」
たっぷりと出された白い精液を指に絡め主任に見せると、不思議そうにソレを眺め鸚鵡返しするように俺と同じ言葉を繰り返す。
「しろい…っ!?おれ、びょうき!?」
「いや、あの…」
なんでそうなるんだ。
射精経験なしなんてそんな…いや、でも主任だし…。

頭の中は色々と暴走して暴れ回っているが、表面上は冷静な俺。
「これは病気じゃなくて…えーと。精液って言って、気持ちよくなったら誰でも出るやつだから大丈夫ですよ」
「だれでも?…ろくりきもでる?」
「勿論です!」
なんとも幼い表情で聞いてくる主任。心做しか吐き出す言葉もひらがなに見える。
安心させるように力強く頷く。

「じゃあ…おれ、まだしたい」
「はい?」
「まだ、ちんこムズムズするし、きもちいのして?」
うん。聞き間違いじゃないな。
多分クスリのせいだ。幼いのも素直なのもエロいのも全部。
こてんと、首を傾げ可愛くオネダリしてくるとか…ほんと堪んない。
「分かりました。でも…」
「?」
「俺も気持ちよくしてくださいね」
「ろくりきも?」
「はい」


そこからは早かった。
きょとん顔(可愛い)な主任をまた押し倒して、精液で濡れた指で未だ誰にも触らせたことがないだろうソコに触れる。
クスリのせいとさっき出したことも相まってか、初めてなのに柔らかいその場所。
少し力を込めると、つぷっと俺の人差し指を飲み込んだ。
「んっ…ろくりき…?」
ぽやんとした表情は余り変わらない。
だが、感じたことのない違和感に少しだけ逃げようとする。
「大丈夫です。こうやってちゃんとしとかないと主任もキツいと思うんで、ちょっとだけ我慢してくださいね?」
「…わかった」
安心させるようにそう笑いかけると素直に頷く主任。
こんな簡単に騙されてしまうとか、俺以外になにかされたら…。
そんな不安が頭を過ぎったがとりあえず置いといて、大事なのは今。先に進めることにした。

まずは1本。それに慣れたらもう1本といった感じで指を増やしていく。
漸く3本の指が挿入るようになった頃、息を詰めただひたすら違和感に耐えていただけの主任に異変が起こった。
差し入れた指を抜き差ししつつ、ナカを探るように動かしていたその時…
「…んっ…ぁ…あっ、ヒッッ!?…あっ…ソコっ、だめっ!…まっ…て!!」
ある一点を掠めたとき、ビクンと身体を跳ねさせ俺の指をキツく締め付ける主任。
「ああ…。ここがイイんですね?」
所謂前立腺。男がナカで感じる場所だ。
それが分かれば、もう後はこっちのもんである。
「ぃああっ…!やっ、またっ…あああっ!…なんれっ…!?」
グイグイとその場所を押しつぶすように指を動かす俺に、驚いたように涙に濡れた瞳を向ける。
「いっぱいイかせてあげますから」
ナカからの強烈な刺激で勃ちあがりダラダラと蜜を零す主任のモノ。
今にも爆発してしまいそうだ。

「やぁああっ…なんれっ…れちゃう!またおひっこ!れちゃうからぁっ!!」
ヒクヒク痙攣する内股と、俺の指をキツく締め付ける内壁。
頭を振る度にパサパサとシーツに散る明るい髪がなんとも言えず絶景で。
「いいですよ。ほら、イッて」
ちんこと、前立腺、主任の性感帯を全部一気に責める。

「あ"っ…ア"ァ゙ァ゙ァ゙ァ!!!」
グッとナカが締まり、びゅっ、びゅっと俺の手のひらにかかる精液。
さっきよりも勢いが減ったソレを受け止めながら、すりすりと亀頭の先端を撫ぜる。
「あ"!?なんれっ…もぉしたのにっ…」
「いっぱい出ちゃいましたねwホントかわいいな…そろそろ俺の、入れてもいいですか?」
「なに、がっ…」
過ぎる快感に非難めいた視線を向ける主任に、ゾクゾクと感じるのは嗜虐心?
弛緩したソコから指を抜き、主任の痴態でバキバキに勃ち上がった俺のをあてがう。

「ひっ…やだっ!そんなん無理!!」
途端に怯えた表情になる主任は、どれだけ俺を煽ってるか分かっていないんだろう。
「主任のせいですよ。主任がエロいから…」
後ずさろうとする主任の太腿を掴み、左右に開かせる。
そして、ゆっくりと自身を埋め込んでいく。

「ぐっ…あ"ああっっ!」
引き攣る主任の声。だけどソコは誘い込むように俺のに絡みついてくる。
最初からこんななんて、なんていやらしい身体。普段のストイックな主任とは別の顔。
さっきまで弄りまくっていた前立腺にぶつけるように腰を打ち付けた。
「ひっ!ぅああっ!…っ…しょこらめっ…またれちゃうからぁ…!?」
「いくらでも漏らしていいですよ。主任がお漏らしするとこみたい…」
未だに射精と失禁を一緒くたにしてる主任が可愛くて、わざと羞恥を煽るように告げる。
「やらぁっ…らめ、なの!おれ、おとななのにぃっ」
ガツガツと突き上げナカを放つ度に、主任のちんこの先端から精液が漏れる。
それはさっきまでと違いだいぶと薄くなっていて、本当に粗相しているみたいに見えた。


何度も達した主任の腹の上は精液と先走りでびしょびしょに濡れているし、感じきった主任もとろとろに溶けていて、ナカの具合と相俟って視覚的にもそろそろ限界だった。
「…ろく、りきっ…おれ、もぉっ…れなっ…」
「…っ…俺も、出しますねっ…」
汗で滑る腰を抱え直し、最奥に放つ。
今まで誰としたセックスより気持ちよくて、本気の愛っていうのが少しだけ理解出来た気がした。


たっぷり10秒間、主任の中に熱を吐ききった俺は、ゆっくりと自身を抜く。
ぐったりと動かない主任は、意識を失ってるようで…
「やばいな」
次に主任が目を覚ました時、どんな反応をすればいいのか。主任はなにを言うのか。
ぐるぐると頭の中を過ぎる。
それ以上に達成感と疲労感がやばい。

とりあえず全部置いといて、俺も主任の隣に倒れ込んだ。
明日のことは明日考えようと思う。



すんなり入る上に簡単にイキまくるのはお薬のせいですね('ω')←丸投げ



[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ