小説2
□オ○ニーの日
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「俺ちゃんの言うこと何でも聞いてくれるんでしょ?」
口角をあげて意地悪に笑う。
確かに言った、今日1日三鶴のお願いをなんでも聞くと。
だがしかし、まさかそんな事を言われると思っていなかった。
猿門は己の言った言葉を心の底から後悔することになる。
三鶴が猿門にやらせようとしている事、それは……
「自分でやって見せて♡」
「なにをだ?」
「だから、オナってみせて?」
「オナ?」
三鶴のその言葉は猿門にはどうやら難しいみたいで…。
「俺ちゃんの前でひとりでちんこシゴいてって言ってんの♪」
「はぁっ!?絶対イヤだ!お前馬鹿だろっ‼」
「え〜?お猿ちゃんが何でもしてくれるって言ったんでしょ?」
正論を言う三鶴。だけど猿門にそんなこと出来るわけがない。
「ほら、早く」
猿門をソファーに座らせ、ズボンに手をかける。
「ちょっ、待て待て待て。冷静になれ、そんなことして何が楽しい!?」
すでに半分脱がされかけているズボンを必死に引っ張る。
「俺ちゃんは楽しいけど♪男に二言はないんだよね?それともお猿ちゃんはそんな簡単に約束破っちゃうんだ?」
馬鹿にしたようなその言い方に、挑発だとわかっているのに。
「ああ?うるせえっ…やってやるよ、そこで見てろ!」
つい、自棄になり言ってしまった。
「んふふ♪じゃあさ、俺ちゃんこっちに座ってるから」
待ってましたと言わんばかりにニンマリと笑う三鶴に、今更"やっぱりやめる"なんて言えるはずもなくて。
「……見せるだけだからなっ!変なことすんなよ?」