Dr. STONE

□レオンとシェリーの再会。
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飛行機から脱出したレオンとヘレナ りさに千空。飛行機の墜落によって炎上する繁華街を歩いていく。

その近くには 一足先に飛行機の墜落現場にたどり着いたジェイクとシェリーがいた。

「あれは…!?」

飛行機の側に見知った顔を見つけ 駆け寄るシェリー。

「レオン!」

その声に振り向くレオン。

「シェリー!?どうしてここに?」

レオンはシェリーとの思いもよらぬ再会に驚いて 尋ねる。

「上司の命令で彼を保護したの」

ジェイクを見るレオン。

「エージェントになったとは聞いていたが…」

「レオンこそ どうしてここへ?」

次にシェリーがレオンに尋ねる。

「テロの首謀者を追って来た。大統領補佐官ディレック・C・シモンズだ」

「そんな…何かの間違いよ。シモンズは私の直属の上司よ」

シェリーは動揺しながらも レオンにそう告げる。

「何!?」

予想だにしないことの連続に驚くレオン。

「今から彼に会うわ」

「ヤツはどこにいる?」

レオンが強い口調で問い詰める。シェリーは戸惑うばかりで何も答えない。

「シェリー!」

答えないシェリーにじれたレオン。シェリーに近づく。

「おいっ!」

レオンを突き飛ばして シェリーとの距離を広げるジェイク。

シェリーに危害が及ぶかもしれないと過剰に反応してしまう。

「ジェイク!」

シェリーはジェイクの手を抑えて止める。

ジェイクを警戒してハンドガンに手をかけるヘレナ。

「私に任せて」

レオンに向けて言い放つシェリー。その言葉には強い意志を感じる。

「接触も禁じられてんだろ?」

シェリーを引き寄せてささやくジェイク。その手を振りほどくシェリー。

「レオンは別。彼が私をラクーンシティから助け出してくれたの」

「だろうと思ったよ」

不遜な態度でレオンを見つめるジェイク。

「危ない!」

シェリーの後ろから迫る飛行機の破片に気づいたヘレナ。シェリーに手を差し伸べて助けようとするレオン。

それよりも早くシェリーを抱きしめて飛び退くジェイク。間一髪 避ける六人。

シェリーの腕を取って 起き上がらせるジェイク。シェリーを守るジェイクの様子を見つめるレオン。

「レオン!あれは!?」

ヘレナが指を指し示す方向 飛行機の上にはウスタナクの姿。飛行機の破片を投げてきたのはウスタナクだった。

「また、あいつかよ!?」

「知り合いか?」

「元カノみてぇなモンさ。どうも引き際がわかってねぇんだよな」

「わかるよ」

ジェイクの軽口に同意するレオン。その答えにジェイクは思わずレオンを見る。

「そのうち慣れるさ」

動じていないレオンを見たジェイクは レオンがこれまでに自分とは比べものにならないほどの困難を乗り越えてきたのだと悟る。

ジェイクは シェリーがレオンを信頼している理由がわかったような気がした。

その時 飛行機から飛び降りたウスタナクが襲ってくる。

「レオン、あいつの腕に気をつけて!」

「了解だ」

シェリーの忠告を受けたレオン。ウスタナクのギミックアームに気をつけながら攻撃を加える。

戦闘中 ジェイクはギミックアームに捕らえられて ウスタナクの背中にある金属のカゴに収納される。

「ジェイクを放しなさい!」

シェリーが怒声と共に銃弾を飛ばす。ジェイクがカゴをこじ開けて脱出。しばらくしてウスタナクはどこかに姿を消した。

「あの野郎の相手は時間のムダだ。逃げるが勝ちだぜ」

「今のうちだわ!ここを離れましょう!」

墜落現場から退避しようと ヘレナとジェイクが周囲を警戒しつつ まずはレオンとシェリーが
トタン板の塀によじ登った。
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