戦国BASARA

□偽れぬものA
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「キャプテン………!!」

「海賊が…勇敢な海の戦士か…!!随分と ねじまがった言い回しが あるもんだね…」

手のひらで 眼鏡を上げる執事。

「だが 否めない 野蛮な血の証拠が君だ…!!」

「……………!!」

「好き放題に ホラを吹いてまわり頭にくれば すぐに暴力……!!」

「あげくの果ては 財産目当てに お嬢様に
近づく…!!」

「何か企みがあるという理由など 君の父親が海賊である事で 充分だ!!!」

「!!てめェ まだ言うのか!!!」

【ガバッ!!】

「やめて ウソップさん!!! もう これ以上
暴力は…!!!」

「!!」

カヤの声に 思いとどまるウソップ。

「…………………!!」

「悪い人じゃ ないんです。クラハドールは…!ただ 私の為を思って 過剰になっている
だけなの…………!!」

「…………………出て行きたまえ…」

【パン】

胸ぐらを掴む ウソップの手を 払いのける
執事。

「ここは 君のような 野蛮な男の来る所ではない!!!二度と この屋敷へは 近づくな!!!」

「…………!!」

執事の言葉に ショックを受けるカヤ。

「ああ…わかったよ 言われなくても出てってやる。もう二度と ここへは こねェ!!!」

そう言ってウソップは 去って行く。

「………キャプテン………!!」

「ウソップさん…」

「このヤローーーーーー羊っ!!キャプテンは そんな男じゃないぞ!!」

「そうだ!!っばーーーーーーーか!!」

「ばーーーーーーーーか!!」

「ばーーーーーーーーか!!」

「執事殿は バカでござるっ!!」

「何で お前らも 一緒になってんだ」

【ゴン】

ゾロが ルフィと幸村の頭を殴る。

「……………!」

執事が 睨みつけてきた。

「「「ぎゃああああああ💦💦」」」

『!』

子供たちは りさの後ろに隠れる。

「………(蹴飛ばしたい)」

冷たい目で 子供達を見下ろす小太郎。

「やるか このっ」

「おいおい!!💦」

乗り気なルフィを 止めるゾロ。

「君達も さっさと出て行きたまえ!!!」
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