HUNTER×HUNTER

□最強の海賊団と最凶の盗賊団。
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「さっき 言ってた事だけどよ…りさを捜しに出たオレ達が こいつの傍に いると判断した団長は そもそも 捜さねぇんじゃねぇか?」

「…………。あり得るね」

「確かに。その内 帰ってくるだろとか言ってそうだしね」

『団長としてなら そう言っても、クロロとしてなら絶対 捜してるよ!!』

「りさちゃんの言う通りだぜ。自分達の頭?リーダー?くらい 信じてやれよ」

『わっ…………』

ぎゅっと…りさを抱きしめるサッチ。

「んーーー!!柔らかい・小さい・かわいいっ!!!おれ今 超幸せ❤」

【Σお前が 幸せになるなァ!!!】

「おい ロリの変態。さっさと りさを ここに座らせろ」

船員(クルー)から医療道具を受け取った マルコが蔑んだ目で サッチを見ていた。

「りさちゃん。このパイナポーに 少しでも
痛い事されたら サッチお兄ちゃんに言うんだぜ?倍返し してやっから」

「フン だったら おれは倍の倍返し してやるよい!!」

傷口を消毒液で 綺麗にした後 清潔な布を
当て 包帯を器用に巻いていくマルコ。

「痛くない?りさちゃん?遠慮も我慢も いらないぜ?手当て 下手くそって罵っても いいんだぜ?おれ 爆笑するっ…ハハハハ!!」

『大丈夫。痛くないよ』

「自分で言って 笑ってんじゃねェよい!!気味わりィ。りさは いい子だねィ。このバカや マチ達とは 天と地の差が あるよい」

『人を殺す盗賊集団を仲間に持つ私でも?』

「りさ…………」

「でもだ!!!」

『……………』

「りさちゃんは これ以上ないってくらい
いい子だ!!おれの見る目に 狂いはねェ!!」

答えに迷う マルコに対して サッチが
はっきり 言った。

「りさちゃんの仲間が 人殺し集団だろうが 盗賊だろうが 悪魔だろうが 天使だろうが」

「天使は ねェだろィ…💧」

「いや…マチちゃんが いるから 分からねェ
とにかく!!りさちゃんの 仲間が 何者でも 仲間想いで 可憐な君は とーーーっても いい子だぜ!!!」

断言できると サッチは 自信満々に言った。

「マチちゃんも 超いい子だぜ!!!」

「黙れ」

「メチャクチャッ…かわいいっ!!!」

「おい。今の どこに 可愛い要素が ある?」

フィンクスが 呆れながら言った。

「ギャップが可愛い!!!こんな美少女が男勝りなんだぜ?男口調…グッとくるじゃねェか!!!」

「……………」

ドン引きのマチは サッチに対して恐怖を
感じ 後退りする。

「興奮するんじゃねェよい!!鼻息荒ェ!!りさ・マチ。こいつは 生粋の変態だから近づくな」

「………あんたなんかより リーゼント野郎の方が よっぽど怖いね」

「Σえェ〜〜〜〜!!!おれ 優しいって!!!💦」

「その 優しさってのが 怪しいんだよ!!」

「変態に逢うの初めてだからじゃねぇのか?」

「そうかも………。鳥肌が立つから もう喋りかけるな リーゼント野郎」

「いくら マチちゃんの頼みでも それは聞けねェ!! 初・末っ子の妹達なんだ たくさん…構いてェよ おれは!!💦」

段々…涙声になって 終いには 泣いてしまうサッチ。

「おいおい…サッチ。妹に 泣かされたとか
言って おれに 泣きついてくんなよ?」

ニヤニヤしながら 愉快だと見ていた白ひげ。

「随分と情けねェ 兄貴が いたもんだよい」

「うるせェ!!!オヤジ!!!パイナポー!!!」

「りさ。耳、貸しな」

マチは りさにだけ聞こえる声量で 一言呟いた。次の瞬間…

『泣くなよ サッチ!!!』

【!】

「ぐぅっ!!!りさちゃん かわいっ!!!チュー😚して いい?」

「Σいいわけねェだろィ!!!」

火がついたサッチを全力で押し退けるマルコ。

「これが サッチ隊長の言ってたギャップ萌えって ヤツか!!!」

「確かに いい!!!可憐な娘の 可憐な声で聞く 男口調…かわいすぎる!!!」

「さすが サッチ隊長!!!✨おれ 尊敬する!!!」

「おい…変態が増えてんじゃねェか!!!」

隊長達が 慌て出す。

「りさ こっちに来い!!貞操の危機だぞ」

イゾウが りさを呼び 背後に隠した。

「お前!!!りさに 何させるね!!!自分の保身の為に 売たか!?」

マチに怒鳴るフェイタン。
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