*物語*
□可愛いすぎる君
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「やあ…っ…ん…たい…さん」
しのの可愛い声が聞こえる。
「ぅん…あ…」
他のヤツに聞こえないように、我慢している様子がまたいじらしい。
「ぅん…もぅ、だめぇ、た…さん」
(うがあぁ〜!!)
太一のヤツっ!!
わざとやってるな!
「やあぁ…っ」
俺の部屋と、太一の部屋は壁一枚隔てているだけだ。
この前の仕返しかなんかか…?
(毎日のようにやられると身が持たねぇ…)
俺は誓に電話をかける。
「あ、誓か?呑みに行くぞ!」
『酒は静かに呑みたいが…。こうも毎晩聞かされるとな…』
「よし!」
『おまえ、太一に何かしたのか?』
「っ!なんもしねえよ」
『…今から出る』
ちくしょう…、誓に奢らせてやるっ!
太一を怒らすと怖ぇ!
おしまい( ´△`)