記念文

□それでも明日はやってくるわけで
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白を基調としたどこか異世界を思わせる廊下の窓から入る温かな朝の日の光を浴びながら、ミルフィオーレ・ファミリーのボス、白蘭は相も変わらずマシュマロを片手に歩いていた。

なんて気持ちのよい日だろう。
夜に寝て、朝に起きる。
珍しく規則正しい生活をしてみたが、なるほど、全世界全異世界で推奨されているだけのことはあり、大変すがすがしい気分だ。

彼はベットルームからでて、仕事部屋―――ボス室とでも呼ぶべきだろうか―――にむかっていた。


ガチャリ


綿密に装飾された白く重厚な扉を開く。





「よ、遊びにきたよ。」


「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」








そこには、ソファーの上にだらしなく寝そべっている金茶色の髪の少年がいた。




「誰が“少年”だコノヤロー」

「………ツナヨシくん、なんでこんなところにいるんだい?」

人の思考を勝手に読まないで欲しい、……というか正確に言うとボクの思考ではないし………、と思いつつ白蘭は引きつった笑みを浮かべて尋ねると突然の訪問者はにっこり笑って、宣った。





















「家でしてきちゃった」









「…………は?」

















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