氷帝流庭球日記

□第2話 ジブリって何でジブリっていうんだろ?
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『生徒の呼び出しをする。3年H組宮本姫歌、至急職員室に来なさい』


・・・なんで転校初日から呼び出されるんだ?


ジブリって何でジブリっていうんだろ?


「姫歌、呼ばれてるけど」

「気のせいじゃないかな☆」


今はお昼休み。さっき友達になった須賀夢歌ちゃんとランチをしているのだよ!!


「行かなくていいのー?」

「行くわけないじゃん。今は夢歌と一緒に居るんだよ?そんな貴重な時間を失うわけにはいかないじゃない・・・!!」

「はいはい」


そう言ってひたすら納豆を食べる夢歌。
ってか納豆!?弁当に納豆ってこの子強っっ!!


『宮本ー早く来ないとお前にだけ"女子との接触禁止令"を校則に加えるって言ってるぞー』


「夢歌!私ちょーっと旅に出てくるわ!!」

「行ってらー」


私今多分音速超えてると思う。
なんとかボルト選手もびっくりだ←


「失礼するぜコノヤロー!音速をも超えた姫歌ちゃん参上だぜ!!」

「お疲れー。じゃあ応接室に行ってこい。榊先生が待ってるから」

「じゃあ初めから応接室に呼べや!!!!!」


そして応接室まで歩いて行った。
ってか魚先生って誰だ?何か生臭そう・・・うわ!なんかすごく嫌!!
とか考えてるうちに応接室に到着☆


「しーつーれーしまーす」


嫌々感を全面に出しといた。


"ガラガラー・・・ガラガラドカッガラガラ"


あ、またドア壊れた(1話参照)まぁいいよね☆
・・・ってか臭っっ!!生臭くはないけど香水くせぇ。
ヤベッ吐きそう。


「昼休み中に呼び出して悪かったな」


応接室に居たのは悪趣味な格好をしたおっさんと偉そうな感じの男子生徒。
うわー嫌いなタイプきた。


「単刀直入に言うが男子テニス部のマネージャーになってくれないか?」

「はい!喜んでお断りしますます」

「即答!?しかも日本語変だぞ」


即答に決まってるでしょ!!
それにいちいち細かいなー。


「言っておくが、お前に拒否権はねぇ」


出たな!ホクロメン!!←


「嫌だ!私は帰宅部に命かけてんでぃっ!!」

「帰宅部でいつ命かけんだよ」


うわっめっちゃ冷たい目!
いいもん負けないもん!!だって・・・女の子だもの―――――――――――――っっ!!!!


「嫌だ嫌だ嫌だ!!ってか何で私なのよ!」

「お前昔幼馴染を全国優勝に導いた経歴があるだろ?」

「・・・あったよーな・・・無かったよーな・・・」

「とぼけたって無駄だぜ?ちゃんと調べあげてんだからよ」


調べあげたって・・・何そのストーカー発言!?
ってか本当に覚えてないんだけど。


「思い出せねぇなら死ぬ気で思い出せ。今すぐに」


なんだよこのナルシストホクロ!
・・・まぁいいわ。全力で思い出してやろうじゃないの!!


〜回想開始〜


「姫歌ちゃん!私ねテニスの大会に出たいんだけど・・・」

「ん?出ればいいじゃん」

「でも私自信がないの・・・世界には私より強い人がいっぱいいるし私なんか・・・」

「ばかっっ!!」

「!?」

「そんな弱気じゃ勝てるものも勝てなくなるんだよ!!」

「姫歌ちゃん・・・」

「自分を信じて毎日欠かさず練習すれば大丈夫さっっ☆」

「・・・分かった!私頑張るよ!」


そして彼女は毎日毎日、血反吐を吐くほど練習して見事全国優勝を果たした。


〜回想終了〜


「思い出したけどさー・・・私のおかげじゃなくね?」


毎日血反吐吐くほど練習したからじゃね?((汗


「アーン?何言ってんだ。お前の幼馴染が自分で『姫歌ちゃんのおかげです』って言ってんだよ」


え?え?え?←
ないないない(笑)ぜーったいない!!


「お前の幼馴染が優勝した時のコメントが『今ここに居れて嬉しいです!これも全て幼馴染の姫歌ちゃんのおかげです。
姫歌ちゃんのおかげで優勝できました。姫歌ちゃん!本当にありがとう』だ」

「いや、その・・・・ほんと残念だけど私、彼女が頑張ってる時間にタッ●とかハ●ジとかうる星●つらとか見て
だらだらしてただけだし・・・」


ってかなんで私がこんな暗くならなきゃいけないんだ。
なんかさっきの優勝できたのは姫歌ちゃんのおかげって言葉で胸が痛い!!
私なんも悪くないよね!?なんなのこの気持ち・・・ヤベッ涙でてきた!


「(なんでそんな昔のアニメばっかなんだ?)・・・まぁとりあえずマネになっとけ」


ぇぇぇぇえええええええええええ!!!!????
何そのてきとーな感じ!涙引っ込んだよ。


「だから嫌って言って「宮本」

「え!?あ、はい!」


ずっと黙ってた魚先生が急に喋ったからびっくりしたじゃないか!


「"女子との接触禁止令"出されたくなくればマネージャーになりなさい」

「・・・なんですかその脅し」

「バーカ。脅しじゃなくて脅迫だ」

「ナルシストホクロは黙ってろ!ってか一緒じゃねーか」


このホクロ思った以上に馬鹿だ。馬鹿っていうかぶぁかだ!←


「うー・・・分かりましたー」

「じゃあ早速今日の放課後テニスコートに来なさい」

「はーい。多分行きまウエッ・・・とりあえずもう行っていいですか?そろそろ吐きそウエッ

「あぁ、行ってよし!」


こうして無理矢理マネにされた可哀想な姫歌ちゃんでした。
めでたしめでたし。・・・じゃないけど
頑張るしかなさそうでウエッ






〜あとがき〜

こんにちは!!←
・・・とりあえずすいませんorz
まだ初日です。
1日も進んでないんです・・・!!
ほんとすいません。
アホですいません(゚Д゚)

感想や誤字・脱字があれば気軽にBBSへどうぞ☆


:)/黒宮 黎

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