初恋
□第２話 初めてのライバル
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「部活か･･･」
入学早々部活決め･･･どうしよう。
「姫歌！なーに怖い顔してるの？」
「こ、怖い顔していたか？」
「うん、眉間にシワ寄りまくり！」
そう言って友達の名前は私の眉間を人差し指で軽く押す。
彼女･･･友達の苗字友達の名前は青学に入って初めてできた友達だ。
友達の名前は私の持ってる入部届けを見て言った。
「ふーん、部活やるなんてえらいねー。私は帰宅部だよ」
「いや、小学校の時何もやらなかったから中学ではやろうと思ってな」
「そっか、でもやっぱりえらいよ！ってか何部にするのー？」
「んー･･･テニス部、かな？」
初めてのライバル
越前リョーマ、彼の持っていたバックは多分テニスのだった。
ということはリョーマもテニス部なのだろうか？
「えっと、テニスコートはこっちだったと思うんだが･･･」
うろうろしていたらテニスコートらしき物が見えた。
これでやっと入部届けが出せる、と思っていたら人の声が聞こえてきた。
よく見ると、フェンスの外に女の子が２人いて中は
リョーマと２年らしき人が試合しそうな感じだった。
「･･･リョーマ！？」
私は走って近づいた。
するとリョーマが私に気付いた。
「･･･姫歌？」
「リョーマ、何してるんだ？」
「試合するところ」
普通に答えるリョーマ。
試合をするということはやっぱりリョーマはテニス部なのか。
「やっぱりテニス部だったのか！私も見ていていいか？」
「･･･別にいいんじゃない」
こんなにドキドキするのは初めてだ。
リョーマはどんなテニスをするんだろう？強いのだろうか？
「ねぇねぇ！」
「･････え？」
女の子の声がして隣を見るとふたつ結びの女の子が立っていた。
「あなたってリョーマ様とどういう関係！？」
「(リョーマ様？)リョーマとはただの友達だが？」
「そっか･･･！」
私が答えると彼女は安心したように笑った。
「よかった！彼女だったらどうしようかと･･･」
「･･･なぜだ？」
「もちろん、リョーマ様が好きだから!!」
･･･そうか、彼女もリョーマが好きなのか。
ということは仲間ということか。
「そうだったのか、じゃあ私と一緒だな」
「一緒ってことは･･･もしかしてあなたもリョーマ様のこと好きなの！？」
「あぁ」
彼女は一瞬驚いたがすぐに笑顔になって私に近づいた。
「じゃあファンクラブ入らない！？」
「ファンクラブ･･･？」
「あっ！試合始まるみたいだよ」
彼女と話していると三つ編みの女の子が教えてくれた。
サーブ権はリョーマらしい。
桃城？っていう先輩がツイストサーブを見せろとかなんとか言っているが･･･
ツイストサーブって何なんだろう？と思っていたら隣から声が聞こえた。
「あっツイストサーブ･･･」
その時リョーマが打ったサーブがバウンドして相手の顔面に向かって跳んでいった。
すごい･･･あれがツイストサーブか･･･。
でも相手もあきらめずツイストサーブを打ち返す。
やっと打ち返したボールがリョーマのコートに入ったと思ったらリョーマがドロップボレーを打った。
すごいとしか出てこない･･･また私はリョーマから目が離せずにいる。
そう思っていると相手の人が「やーめた、もういいや」と言って試合は終わった。
すると女の子２人と１年３人組がリョーマのところへ駆け寄る。
「はじめまして、桜乃の親友の小坂田朋香でーす！」
「さくの･･･って誰？」
桜乃･･･三つ編みの子か？リョーマと知り合いなのか。リョーマは忘れてる様な感じだが･･･((汗
･･･この気持ちなんだろ？胸のあたりがチクチクする･･･。
「リョーマお疲れ、すごく強いんだな！また見とれてしまった」
「･･･だからアンタはストレートすぎだって」
「･･･なんのことだ？」
「分からないなら別にいいよ」
話してる間にリョーマは着替え終わり、帰ろうとしていた。
一緒に帰らないか？と言おうと思ったが家の方向が同じかどうかも分からないからやめておいた。
「じゃあ、また明日な」
「ん、じゃあ」
そっけなく答えてリョーマは帰って行った。
･･･やっぱり一緒に帰ろうと言えばよかった。
でも今更後悔してももう遅いし、私も帰るか。
そう思っているとふたつ結びの子に呼びとめられた。
「そういえば自己紹介してなかった！私は小坂田朋香、１組よ。よろしく☆
気軽に朋香とか朋ちゃんって呼んで！そんでこっちが親友の竜崎桜乃」
「よ、よろしく･･･」
「私は宮本姫歌だ、よろしくな。気軽に姫歌と呼んでくれ」
「分かったー！」
こうして私たち３人は仲良くなった。
･･･あれ？何か忘れている気がしているんだが･･･
あ、入部届け出していないのか。
〜あとがき〜
初恋･･･ずっと放置でしたね、はい。
最初に書き始めたのに遅すぎる(´；ω；)
これから頑張りますよ!!
ってことで応援よろしくお願いしｍ((殴
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：）/黒宮 黎