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□明日もまた君に会いにゆく。
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「明日もまた、君に会いにゆく」
俺には好きな子がいるんだ。
明るくて、肌が白くて、サラサラな髪をしていて、何よりも笑った顔が可愛くて。
彼女の名前はありさちゃん。屯所の近くの団子屋さんの看板娘さんだ。
「こんにちはー。」
「あ、山崎さん!何にいたしますか??」
「んー…っとみたらし団子2つください。」
「ありがとうございます!」
「あ、ありがとう」
ちゃんと包んでくれた団子を手渡すありさちゃん。
笑顔で渡してくれる姿が可愛いなぁ〜もぅ!!
「また、来てくださいね!」
「…あの!今度の日曜日暇ですか?」
「私…ですか??…大丈夫です。」
ありさちゃんはニコッと答える。
「じゃあ、どこかお出かけに行きませんか?」
「…はぃ。いいですよ。」
彼女の顔が一瞬曇ったように見えた。
「じゃぁ、また日曜日に」
早まる鼓動を抑えながら、落ち着いて手を振る。