小説(本編)

□巴+第一話
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―第1話―

 シャン――
 
 シャン――

 ここが――、私立鐘ノ丘学園、か。

 思ったより、地味だな。

 ま、いっちゃわるいか。
 私の名前は白百合 巴。
 今日からこの学園に転校して来た者だ。
 ・・・・・いろいろあってな。
 ダチ――、できるかな。
 できるわけないか。
 こんな性格なウチじゃできないもんな。
 それも、いっか。
 ただ、読書してるだけでいいか。

 ―教室―
 先生(以下先) 転校生の白百合 巴さんだ。
 巴 ・・・・・・・・。
 先 どうした?早く挨拶しろ。
 巴 (うっさ。)
 先 それともなんだ?いやなのか。(にやにや)
 巴 ・・・・・・(ぼそぼそ)
 先 なんだ?
 巴 うっさいっていってんだよ!このエセエロ教師っ!!(ばしぃっ)
 先 なっ!?(バレたっ!?)
 みんな ザワッ
 巴 冷や汗だしてるってーことは、おめー、ニセ教師だな。女子生徒が自分の教室に転校してきたら、すぐさま尻をなでたりする。そのうえ、放課後そいつを呼び出し、なんかしてんだろ。んで恐喝して、口止めする。いままで、言い出せなかった女子生徒がいたのはそのせいだろ。
 先 ぐっ・・!な、なにを証拠に・・・・!?
 巴 これさ。(スッ)
 先 そっ・・・・それはっ・・・!!
 巴 (カシャン)
 ビデオ 先 『おい、もしもこのことを誰かにしゃべったら・・・わかってるよな?』 女子『ひっ・・・・!!』先『しゃべんなよあぁ!?』女子『しゃ・・・しゃべりませんっ・・・!』先『よしよし』
 みんな (ボーゼン)
 巴 わかったか?もう警察にだしてあるぜ?どーする?エロ教師?
 先 ・・・・・・っ
 巴 もう、校長には話してあるぜ?
 先 ・・・・・・バレたか。
 巴 認めろよ?このエセ教師。
 みんな ・・・・・・(すっげ。)

こうして、幕はとじた。

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