関ジャニ∞
□関ジャニ∞A
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安田は誰もいない楽屋に人を呼んだ
片手にはチョコレートの入っている箱を持っていた
ガチャ…
静かに扉が空いた
「時間より早く来てくれてありがとう…」
「錦戸君…」
錦戸は嬉しそうに微笑み
「ありがとうな俺を選んでくれて…」
安田は錦戸チョコレートの入っている箱を渡した
「…ありがとうな」
「ちゃうよ…」
安田は錦戸にチョコレートを押し付けたまま
「…このチョコレートは錦戸君が本当に好きな人に渡すんや」
「…?」
「俺は内君やない」
安田の口から出てきたのは
内 博貴
だった
「なんの事?」
「錦戸君の好きな人は内君やろ…」
「…なんで?」
「昔から錦戸君は内君の事好きやったやんか」
「…」
「俺は内君の代わりにはなれない」
「…」
「その前に…」
安田は大きく息を吸って
「…俺は大倉忠義が好きや」
錦戸はチョコレートを握り締めた
「いかんで後悔するのは絶対駄目や」
「…」
「内君は今××劇場におる行くんや!錦戸君!」
錦戸はチョコレートを握り締め、走り出した