番外編
□乙女の意地
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菊「アレってなに?」
不「【女の子の日】」
菊「Σぶっ!」『!!』
不二の発言に菊丸は吹き出し、顔を赤くさせる。
雅も不二の方をガバッと振り向き、顔を赤らめて涙目で睨む。
やっぱり恥ずかしいらしい。
『何で英二の前でサラッと言うのよ…!!////』
不「あれ?違った?姉さんも時々辛そうにしてるからそうかなって思ったんだけど…」
『……間違っちゃないけど……もっとこう、オブラートに……////』
雅は前を向いて机の上に突っ伏する。
菊丸は相変わらず顔を赤くさせて固まってる。
不「にしても、本当に平気?顔色凄く悪いけど……」
『……多分平気。……だと思う……。』
不「多分って……」
『だって……』
不「手塚に会いたい?」
『Σ!!////』
不「図星だね。まぁ、恋人だもんね。少しでも一緒にいたいのはわかるけどね」
雅は顔を赤くさせて黙る。
不「でも無理はダメだよ?手塚心配すると思うし」
『分かってま〜す……。』
口ではそう言うものの、やはり辛そう。
不二は苦笑しながらも席に着く。
菊丸は、今だ固まったままだ。