番外編

□みんなで勉強会!
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桃「え?休み!?」

手「ああ。明日からな」



いつもの部活風景
部活の最後に手塚から知らされた部活のお休み



桃「な、なんでっスか!?」

『桃ちゃん、明日から何の日か忘れてない?』

桃「明日から…?………」




桃や一年のみんなは首を傾げる
雅は大切な事を忘れている桃に苦笑する
不二や大石も苦笑し、菊丸は暗い表情をしている
手塚は呆れ気味で、リョーマは今にも笑いそう




『明日からテスト週間だよ。1週間後は中間テストでしょ?』

桃「ああぁぁぁーーーーっ!!!」




思い出したのか、桃の絶叫が響く
そのまま口をあんぐり開けたまま固まる




不「これは勉強してないね…」

『普通は2、3週間前からやると思うけど……』

大「アハハ…」

乾「今度のテストで2教科以上赤点を取った者にはこの乾特製野菜ミックスジュースを飲んでもらおう」

「「「「うそ〜〜〜〜っ!?」」」」




その言葉に青ざめた菊丸が桃の目の前で手を振るが、桃は固まったままで動かない
余程のショックだったらしい
次の瞬間、雅の手を掴み泣きながら懇願してくる




桃「雅先輩っ!勉強教えて下さいっス!!」

『え?あ…う、うん……(汗』



たじろぐ雅
だが桃のあまりの必死さに頷くしかない




菊「なら俺もーー!!乾汁なんか飲みたくないしー!」

不「フフ じゃあ僕も便乗しようかな」

『べ、別にいいよ?でも、上手く教えられるか……』

桃「大丈夫ッスよ!雅先輩いつも5番以内に入ってるじゃないっスか!」

「「「5番以内!?」」」




始めて聞く事実に1年トリオは驚く
今の三年と二年は知っているため、驚かない




堀「じゃ、じゃあ俺もいいスか!?」

勝「ぼ、僕も!」

『いいよ。でも私よりいい先生はいるけどな』




雅はチラリと手塚を見る
その視線に思わず冷や汗が流れる
ま さ か !




『ってことで、いいよね?』

手「……(汗」

不「じゃあみんなで勉強会といこうか。」

菊「賛成ー!」

不「人数の関係もあるだろうから、この一週間勉強していた人はナシでね」

「「「「(えーーー!?そりゃないですよ不二先輩!)」」」」

不「もし2教科以上赤点だったら乾汁が待ってるよ」

「「「「(鬼だーーーー!!!)」」」」




不二の言葉に顔を青くさせる部員たち




『場所はどこにするの?』

菊「近くの図書館は?」

『ああ、いいかも!じゃあ明日は午前中で終わるし、午後都合のいい時間から図書館に集合ね』

「「「「はい!」」」」

『秀くんも貞治くんも手伝ってね』

大「ハハ 俺でよければ」

乾「ふむ 俺もいい復習になるな。」

『きっとね。いい?国光もだからね?』

手「あ、ああ」




完全に巻き込まれた手塚
本当は二人でやる気だったのだが、雅は頼まれたら断れない性格故に




不「ドンマイ手塚」

手「…………」

不「まぁ恋人ならいずれは遠る道だね。彼女に振り回されるのも彼氏の努めだよ」





和やかに言って済ます不二
その後溜息をはく手塚が居たとか





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