番外編
□祝!初デート!
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今日は久々の休日。
リョーマが桜乃と約束をしてるなか、雅は初デートの約束のために待ち合わせの公園まで来る。
『あ、国光くん!!』
手「雅」
待ち合わせの公園に着いたのは待ち合わせ時間の9時半よりも5分前。
そこには既に手塚が居た。
『早いね!まだ5分前だよ?』
手「早く着きすぎてな……」
彼らしいと思い、思わず笑ってしまう雅。
彼はこういうところが変に真面目だと思う。
手「その服、とても似合っている」
『あ、ありがと……///国光くんもカッコイイ!』
手「フッ 少し早いが行くとしよう」
『うん!』
雅は差し出された手塚の手に自分の手を重ねる。
手を繋いでやって来たのは動物園だ。
前に雅が行きたいと言っていたのを覚えていた手塚の提案だった。
そんな些細な事でさえも覚えていてくれたことに感動する雅。
『わぁー!可愛いv』
手「そうだな」
『ねぇ!あっちに白クマが居るよ!』
手「雅、少しはしゃぎすぎだ」
『いいじゃん!動物園なんて滅多に来ないし、それに国光くんと一緒なんだもん!』
雅は目を白黒させる手塚の手を取って次へ進む。
今ここに皆がいるわけじゃない。
少しぐらい羽目を外してもいいだろう。
二人っきりの時は部長もマネージャーも関係ない。
『あ!ペンギンだ!!』
進んだ先には策の中にいるペンギンに近付く。
泳いでいたり歩いていたり。
とても可愛くて思わず見とれてしまう。
『泳いでる!可愛いv』
手「雅は本当に動物が好きだな」
『うん!見てるだけで癒されるんだもん』
手「来て正解だったな」
『うん!連れてきてくれて本当にありがとう!』