銀魂の部屋
□陽炎
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8月15日。日差しが強く、とても暑い日のことだった。
午後12時半位だっただろうか…?俺は、特にやることも無くて暇だったから、学校の近くの公園で土方と駄弁っていたんだ。
「土方ァ、今日は暑いなァ…病気になっちまいそうだぜ…」
「ん〜、そうだな…でもさ、良い天気だよな…?」
土方は膝の上にのる黒猫を撫でながら言った。
俺は、土方のその言葉を頷いて返した。
「あ〜…そういやぁさ、もう直ぐ夏祭りだよな…?花火とかも打ち上げるらしいから、一緒に行かないか??」
俺は近くの神社でもう時宜、夏祭りが行われる事をふと思い出し、土方を誘った。
「ぁ…そうか、もうそんな時期だよな…うん。良いぜ?俺、先生の浴衣姿見たい。」
「…分かった。でも、土方も浴衣着ろよ??」
俺がそう言うと土方は、嬉しそうに笑いながら頷いた。
「俺…花火とか祭りとか、大好きだぜッ!!」
そう嬉しそうに言う土方。
「ぁ、でも…夏は嫌いかなぁ…天気は良いけど、無駄に暑ィし…」
と、猫を撫でながら太々しく言うと、俺の顔を見てニコッと笑った。