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□銀の心グレーな思い
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「ったくよぉー、仕事探してこいっつったって簡単に見付かんなら苦労しねーっつーの」
街中を歩いているが声をかけてくるのはツケがたまってる店の主人ぐらいで依頼があると声をかけてくる奴は居なかった。

そのとき─
「あれ?旦那じゃねェですか、どうしたんでェこんなところで」

「えーっと、総一郎君だっけ?」

「総悟でさァ」

「そうだったそうだった、ところで総一郎君
こそこんなところで何やってんの?」

「もちろんサボリでさァ、それと旦那覚える気更々ねェでしょ」

「ふーん、ところでこの前一緒にいた野郎は?」

こいつが居るってことはあの野郎もいると思ったので聞いてみた。
一応言っとくがこれは肩を切られて腹が立ったので嫌味の一つでも言ってやろうと思ったからだ。

「土方の野郎なら今頃一人で見回りでもしてんじゃねェですかィ」

なんだ居ないのか。
あいつが俺を切ってから何故か気持ちがモヤモヤする。
なにかしら理由をつけて家から出なかったのも、街を歩くとあいつにあってしまうと思ったからだった。

「そういやさっきも聞きましたが旦那はここで何してるんですかィ?」

「仕事だよ、仕事探してんの」

「だったらこんなところにいないで職安にでも列んだらどうです?」

「ちげーよ、俺これでも万事屋の社長なんだぜ、ねーのは職じゃなくて依頼!」

「へェ、だったら旦那に依頼したい事があるんでさァ」

「マジでか!」

「実はですね・・・」







もしかしたら告白しないかもしれない・・・
(^^)てへっ♥
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