犠牲の花

□◇貴方◇
2ページ/2ページ






ゾットの塔に来てから、早いこともう10日。四天王とはもう仲良しです。メーガス3姉妹とも仲良しです。ただ、未だにゴルベーザと会ってないのが気がかり。この間に、何か意味でもあるのか…てっきり私が落ち着いたら会うのかと思ってた。…それにしたって10日このゾットの塔に居るのに会わないのは流石におかしい。カイナッツォだってまだバロンに関わってないから、赤い翼を指揮してる訳でもない。なのに会わない……うーん…バブイルの塔の方に居るのかなぁ…結構会いたいのになぁ…話す事ないけど。




「んー…」




多分、ミシディアも今のところは平和なんだろうなぁ…ふーと軽く溜め息を吐き、窓縁に掴まって足をぶらぶら。ほんの一瞬目を閉じた途端、私の脳裏に一つの思いが過ぎった。

──ミストの村に、リディアに会いたい。

…しかし、それには外へ出なくては。ゾットの塔は上空にある。それがどの辺りの上空なのか分からない。そんな事考えても仕方ないのだろうけど、そろそろ痛くなってきたお腹を労わって窓縁から下りる。と、




「アネモネ様!」

「あ、ルミ…」




少し焦った様子でスカルミリョーネが駆け寄ってきた。…のに対し、私の返事の気の抜けたこと。声を聞くと、スカルミリョーネはよかっターと一息吐いた。




「お部屋に居ないカらビックリしましたヨ!」

「ごめんね?此処くらい1人で大丈夫かと思って。」

「ダメですよ!アネモネ様、この前も言いマしたけど、この塔にはそこら中にモンスターが居るんです!今回は無事でよかったデすけど!ちょっとそこまでと思っても、アネモネ様にもしもの事があったらどうすルおつもりですか…!それにゴルベーザ様になんて申し開きすレばいいか…!」

「、ふふ…そうだね。今度から気をつけるよ。」

「ソうしてください。」

「…でも、私ゴルベーザさんと会った事ないからなぁ…それで会えるなら一回くらい…」

「アッああアーーー!ダメ!ダメですダメ!!アネモネ様そんな恐ろしい冗談やめてクださいよォ!」

「ふふふっ 分かってるよ!ごめんね?ルミ。」




スカルミリョーネの慌てる姿がかわいくて、ついからかいたくなる。愛称も中々かわいいですよね?ルミちゃん。私バルバリシアはシアって呼んでます。カイナッツォはナッツ。なっちゃんって言ったら怒られた(笑)まあ私に怒鳴ったカイナッツォの方が怒られてたけど。…と、ルビカンテは、ルカ。ルビでいいじゃないかと思われそうですがね!私へそまがりなんで…ちょっと違う呼び方したいんですよね。それに愛称かわいいし?ルミ、ナッツ、シア、ルカ。…これ言っておかないと後々読者さんおいてけぼりなうの状態になりますよね…しかし並べた時のこの四天王感のなさ!なんてこったいかわいい。




「─…どうしようかな…」

「?どうかしまシたか?」




まだ決められない。




「、ううん。独り言。」





次→◇室外◇
*******************


あかん私が書くとスカルミリョーネやたらかわいい。
え?これが「グ…パァー」とか言うの…???えっ ちょっと考えとこ…((おい

☆更新日13/12/12

前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ