A M O U R -アムール-
□方向音痴で何が悪い
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『ははうえ!』
「うん?」
『ひょうたさん!』
「うん!」
『ずがいどすさん!』
「うん!そう、そう!良く出来ました〜!!」
最近、オルローレが少し波紋を使える様になった。
そして…
「薫さん、怪我の随分治り早いですね!」
「はい!それだけが取り柄ですから!!」
「そんな事ありません!」
私が退院した日!!
「でも、油断は禁物ですよ!全ての傷が完治した訳じゃないから、激しい運動はなるべく避けて下さいね!」
「はい!分かってます!」
『ははうえ、おめでとうございます!』
「うん!ありがとう、オルローレ!」
私は、ジョーイさんにお礼を言い、ポケモンセンターから出ると…
「───さあっ!炭鉱に行くよっ!」
『はい!ははうえっ!』
気合いを入れて炭鉱に突入して行った。
…あ。余談だけど、服はジョーイさんから貰いました!!
「んー…PCからは真っ直ぐだと思ったんだけど…」
ゲームとは違うのか…?
それより私が方向音痴すぎなのか…
「…こっちはハクタイに行く道だ…;;」
『…ははうえ?』
「ん?」
『ははうえ、しんぱいそうです。』
「・・・え?」
…そっか。
生まれたばかりとは言え、オルローレはリオルだからね…
波紋で分かるんだ。
「…不安にさせちゃったかな?ごめんね、オルローレ。大丈夫だよ。」
『なら、よかったです!』
あぁ…可愛い…
ほんとに可愛い…
うっふふふ…vV(怪
「…ねぇ、オルローレ。」
『なんですか?ははうえ。』
「ショップにアイス買いに行こうか!」
『!!アイスですかっ!?(キラキラ』
アイスと聞いて、オルローレは目をキラッキラ輝かせる。
…実はこの子、アイスが大好き何です。
この間、私が食べていたアイス(ヒョウタ君が買って来てくれた)を一口あげたら…
これまた、想像以上に気に入ってしまった。
うちも好きだから嬉しいケド♪
「うん!炭鉱には食べてから行こう!」
『はいっ!!』
私もオルローレもルンルンでショップに入り、アイスのある冷凍庫に向かう。
「ね、どれが良い?」
『このあいだのがいいですっ!』
「ストロベリーね♪」
『はいっ♪』
アイスを持って、レジへ持って行く。
…え?
お金はあるのかって?
…うん。
パルキアから貰ったお金とジョーイさんから貰ったお小遣いがあります!
え?ジョーイさんから貰いすぎだって?
そ・れ・は!
入院中に「家は何処?」って聞かれたから、正直に「ない。」って言っただけだよ☆←コラ
「はい、あーん♪」
『あーんっ』
っくぅ〜〜〜…!//
こ、この歯…!
この犬歯が可愛いっ…!!
「美味しーい?」
『はいっ♪』
幸せそうにアイスを食べるオルローレ。
口の回りに付いたアイスが可愛すぐる…vV
オルローレとアイスを食べてから、また炭鉱に行くんだけど…
炭鉱って、どっち?