A M O U R -アムール-
□初めての3匹
6ページ/6ページ
…そう、間抜けに笑った。
ちょっと、僕認めないよ。
こんなのに負けた何て。
「…じゃあ、ボールに入れるよ?」
『…勝手にすれば。』
そう言うと、僕をボールに向けた。
…あーあ…
もっと気の合うトレーナーと行きたかったなぁ…
入れるなり、僕の事をすぐに出した。
『何。何か用でもあんの?僕アンタの所為で疲れてるんだから休ませてよ。』
「あぁ…ご、ごめん…υ っでも、ナエトルに名前言うの忘れちゃってたから!」
『…名前? そんなのナエトルで 「ティエトル!!」 …は?』
…何て言った?
「君の名前は、“ティエトル”!!」
『………………。』
「ナエトルはナエトルでも、私だけのナエトル!それが君!ティエトルだよ!!」
『…適当にも程があるんじゃない?』
「へ?」
『“ティエトル”って、ただ“ナエトル”をもじっただけじゃん。』
「っ…ぁ……ほ、ほんとだ………;」
『ハァ…………』
…付けるならもっとマシな名前付けてよね…
「っで、でも適当じゃないよ!ただの偶然だよ!!」
『フン。…どうだか。』
ホント、先が思いやられるよ。
こんなマヌケなトレーナー何て…
…まぁ、そのマヌケなトレーナーに負けた僕も僕か…
…仕方ない。
暫くこの馬鹿に付き合ってやるか。