A M O U R -アムール-
□辿り着いた先
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「ゼェ…ゼ、ぐほっ…!ずぃぬ゛……っ……!」
あれから死ぬ思いでビッパから逃げ出したけど…
「ぼ、ぼろッボロや……っ……」
もう動けたもんじゃない……
「それより…此処、どこよぉ…」
あー…マサゴじゃない事は確か。
「ったぁー…; ダメだァ〜…もー無理ぃ…!」
だって…岩場何だもん。
…クロガネの近く?
「…あー…ダメだぁ……疲れたよたまごちゃん…」
流石に、もう…限、界…
「…たまごちゃん………ビッパは…何で、攻撃して来たのかな…?」
ビッパは…そんな攻撃的なポケモンじゃない筈なのに…
「…もしかして…」
『えっとな。【愛護】ってぇのは?ポケモンと人間の子供だ!』
「…ポケモンと…人間……」
…と、言う事は………
「……中途、半端何だ…」
半分人間で…
半分、ポケモン。
「…だから……人にもポケモンにも、馴染めないのかな…?」
そう…なのかな?
「…この子にも……嫌われたら、どうしよう………」
馴染めなかったら、どうしよう…?
「…私が拾っちゃ…いけなかったかな…?やっぱり……」
…どうして、かな?
「本当、に………」
私じゃダメなの?
どうしてダメなの?
私が何をした?
何で…
何で?