薄桜鬼 短編

□淡雪
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待ち合わせに遅れる時は必ず連絡をくれて・・・不安にならないようにしてくれてた。




今日はクリスマスイブで、私の部屋でささやかだけど一緒に食事しようねって約束して・・・。

19時には仕事が終るから、20時まではに部屋に来てくれる約束してくれたのに・・・。

コートを羽織ってベランダに出る。

ここから見える道を使って来てくれる一君の姿を探してみる。

はく息が白く立ち上り、街の明かりに負け少しだけ輝いている星の隙間へと消えていく。

『連絡無しに約束破る人じゃないのにな・・・。』

溜息と共に一際大きく立ち上る白。




部屋に戻り、一君が来たら温かいお茶を1番に出してあげられる様に用意をする。


きっと来てくれるから!

寒さに頬を染めて、走ってきてくれるから。


冷えた指先を暖めながら飲んでもらえるように湯呑みを温める。











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