薄桜鬼 短編
□淡雪
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テーブルに並んだご馳走とケーキ。
『冷めちゃった・・・。』
約束の時間からもう1時間過ぎちゃった・・・・。
電話もメールも来なくて・・・携帯に掛けても無機質な声で答えが返ってくるだけ。
繋がらない携帯を握り締めて、ぐるぐる思考の海に絡め取られていく。
どうしちゃったんだろう?
約束忘れちゃったのかな・・・。
そんな事ないよね?クリスマスを忘れるなんてありえない。
じゃぁ、お仕事終らないのかなぁ・・・・。
だったら、きちんと連絡してくれるよね。
まさか!事故にあって、連絡出来ないとか・・・・。
慎重な人だからそれはないよね。
まさか・・・私嫌われちゃったのかな・・・・。
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