プレゼント

□1600キリ番
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大好きな妹と


大事な仲間


どっちか選べと言われたら


オレにはどっちも選べねェ





『鋸鮫の選択』





「アーロンさん!///」

暇潰しも兼ねて魚人街を散歩していたら背後から自分の名前を呼ばれ、振り向くと足元にホーディが飼い主を見つけた子犬みたいな表情で抱きついて来た

「お、ホーディじゃねぇか…何だかいつもより嬉しそうじゃねぇか、何か面白いもんでも見つけたのか?」

そうアーロンが話しかけるとホーディは満面の笑みを浮かべながら口を開いた

「あ、あの…アーロンさん!あの!魚人島に美味しいタコ焼きのお店がオープンしたんですって?本当ですか?///」

「ん?ああ…確かお菓子工場の近くだったな…ん?何だ?行きたいのか?」

「はいッ!///」

その即答の返事にアーロンは苦笑しながらその頭を軽く撫でた

「しょうがねぇな…じゃ連れ「駄目!///」

期待の籠った視線を投げかけるホーディに了承の言葉を口に出そうとしたその時、背後からその声と共に背中に何かがしがみ付いて来たのにアーロンは目を丸くした

「ん?なんだてめぇか…シャーリー」

シャーリーと呼ばれた青鮫の人魚が潤んだ目で見上げる

「兄さんはあたしと行くの!///」

妹からのその発言にアーロンは目を見開いた

「何だよ!てめぇは!横から出てくんなよ!アーロンさんはオレと行くんですよね!ですよね!アーロンさん!///」

「何ですって!あんたはいつもの取り巻きと一緒に行けばいいじゃない!///」

「てめぇこそ!オレとアーロンさんの2人の時間を邪魔すんなよ!///」

「おいおい…てめぇら喧嘩は止めろよ…同じ魚人街の住人なんだからよ」

そうアーロンが2人の喧嘩を牽制しようとしたその時、

「ねぇ!兄さんはあたしとホーディ!どっちと行きたいの!?///ねぇ!兄さん!」

「え…?」

ホーディとシャーリーの2人に選択を迫られアーロンはそれに少々戸惑った

「え…そうだな…2人にはわりぃがオレにはどっちも選べねェな」

「え?何でですか?アーロンさん!?」

「そうよ!兄さんはあたし達のこと嫌いなの?」

「あ、いやそう言う訳じゃねぇんだよ…その…」

彼からの発言に戸惑う2人にアーロンが言いにくそうに口を開く

「オレとしてはどっちも同じぐらい大好きだからよ…だから選べねェんだ…///」

その発言と共ににいッと笑うアーロンに2人は顔を見合わせた

「だから今回は2人とも一緒ってことで勘弁してくれねェか?」

「アーロンさん…!///」

「兄さん…///」

彼からのその返答の言葉に2人は頬を赤く染めた

「アーロンさん!オレもアーロンさんのこと大好きです!///」

「あたしも兄さんのこと大好き!///」

そして嬉しそうに胸板にへと抱きついて来るシャーリーとホーディにアーロンはしっかりと受け止めその小さな身体を優しく抱きしめた…



お前ら


愛してるぜ


この世界の誰よりもな





end



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1600キリ番を踏まれましたなめこさんへの捧げモノですvこんなお話で良かったらお持ち帰りしてやって下さいませvvでは嬉しいリクエストをどうも有り難うごさいましたvvv///

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