過去拍手
□仲間思いな暗殺部隊
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「しししっ。スクアーロ、レヴィの言いたい事わかんねーの?」
「…テメェはわかるのかぁ?」
「彼女が欲しいんだよ、レヴィ・アンポンタンは。で、どうやったら彼女を作れるのかスクアーロに教えて欲しいわけ。」
「…はぁ?」
ベルの言葉を聞いて、オレはさらに首を深く横に傾けた。
んなもん、なんでオレに聞くんだぁ?
そういった類いの話は、オレよりベルの方が得意そうなのによぉ。
オレはレヴィの方をチラリと見た。
するとレヴィは酷く赤い顔をして、ベルの台詞にコクコクと頷き「ベルが女にモテるのは理解できる。だが、スクアーロは見た目も性格もオレ以下だ。…なのに、オレには女ができず、奴にはできる!何故だ!何か秘策があるのか!?」と、叫んでいる。
…勝手にオレをテメェ以下にするなぁ。
「うしし。落ち着けよ、レヴィ。秘策っつーか…スクアーロにはレヴィにない武器があるじゃん。」
「武器?」
「そっ!女心をくすぐるサラッサラの長い髪がさー。」
「な、なるほど!では、オレも髪を伸ばせば…!」
いや。
テメェがモテねぇのは、絶対髪のせいじゃねぇだろぉ。
「伸ばす前に少し髪すいた方が良くね?レヴィ、髪の量多いからさ。オレが切ってやるよ。」
「だ、大丈夫か?ベル。」
「大丈夫、大丈夫。だってオレ王子だもん。」
髪切るのに、王子関係ねぇ…!
「そうか。では、頼む!」
ゔお゙ぉい。
そこでよく頼む気になれるな!
オレならぜってぇ頼まねぇぞぉ…。