まだ休む?――祈り詩

□第1集
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遠くにいる羊。
遠くで笑っている羊。
それを見る私は複雑な心境。
いつも笑顔でいてほしいと思う反面
私以外の人に笑いかけないでほしいという
自己欲が覗く。
罪悪感の果てには
誰も開けた事のない扉がある。
扉の鍵は私の心。
扉の鍵は私の本心。
知っているのは私だけ。
いつか羊に開けてほしい。
そうして私は
そこに羊を住まわせようとするだろう。
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