長めの夢 うたプリ（♀主人公）①
□初対面
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「Ａクラス担当の月宮林檎よ☆よろしくねー！」
担任は女装アイドルの月宮林檎。見た目も声も中性的で歌も自分をわかって歌ってるから好きだ。
実は月宮先生は私のお世話になった人と親戚で先生が音楽が好きだったらいらっしゃい。と誘ってくれたのだ
人と話すのは殆どないけど月宮先生はまだまともに話せる
「………てなわけで！」
月宮先生が学校の説明をする
学校の設備や使用方法などがメインだったけど一番重要そうに言っていたのが恋愛禁止、まぁそんなつもりはないから問題ない
次に卒業について、アイドルコースと作曲コースが2人1組で卒業オーディションの曲を作り採点され今後の人生が決まる…と
ペアを組まないといけないのか…嫌だなぁ
「本当はすぐペアを決めようと思ったんだけどねー…」
月宮先生は顔に手を当て困った顔をした………どうしたんだ？
「それはミーが説明シマース！！！」
バリィィン！とグランド側の窓が割れたと思うと入学式でもド派手な演出で現れたシャイニング早乙女学園長が現れた
「毎年毎年ペアでデビューしている早乙女学園デスガー、いつもすぐペアを作ってはミーがオモシロクアリマセーン！
そこで！シバラクは皆さんフリーデス！ペア決めをするためのフリータイムデース！
イロイロな人とペアを組んでミテ冬になったら最終ペアを決めてイタダキマース！
これはクラス関係ないであるからしてーたくさん刺激を受ケテデビューを目指シチャッテクダサーイ！」
言うことだけ言うと学園長が立っている床だけが静かに沈んでいた
…………あまりかかわりたくないな
「と、いうことで！今年はペアを決めるのは後でいろんな人と組んでみて将来ずっと組んでいたい人を選んでね！
じゃぁまず自己紹介しましょうか！」
じゃぁまずあなた！とどんどん先生が指名して自己紹介が進んでいく
アカペラで歌う人、ピアノを奏でる人、ヴィオラの演奏も…綺麗な音だ
作曲家志望で顔を真っ赤にさせて自己紹介をした女の子がいた…なんとも女の子らしくてモテそうだな
「じゃぁ次、椎名さん！」
先生がビシッと私に指をさしたと同時にシーンと静かになる
「………椎名奏、作曲家志望」
名前、志望と最低限のことを言うとすぐ席に着いた
「なんなのあの子、かんじわるー」
「かかわりたくないよねー」
もはや隠す気無しで女の子たちが言葉を発する
「まぁまぁ！緊張してるのよ！じゃあみんな今日はこれで終わるから仲良く充実した生活を送ってちょうだい」
以上！と先生が資料をまとめて教室を出るともう今日は授業がない。みんな周りの子と改めて自己紹介や挨拶をしている
ま、私はそんなこと関係ないから
先生が教室を出た方向を確認し荷物をまとめて先生の後を追いかける
「あ、あの！」と後ろで声が聞こえた気もしないが、まぁ…いっか