長めの夢 バサラ(♂主人公)
□村へ行ってみましょう
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「なんだ、お前らも村へ行くのか」
「ん?」
振り返るとそこには
「片倉様」
「さっきは政宗様が悪かったな、あの人に悪気はねぇんだが」
苦笑いを浮かべる威圧感のある男性
ここに来られた格好よりかは少し軽装な片倉様がいた
そういえばさっき伊達様とのアレのとき近くにいたんだよな…うわ恥ずかしい
「ということは片倉様も村へ行かれるのですか」
「あぁ、ここに来たときはよく行かせてもらっている」
「では、よろしければご一緒しても?」
「構わねぇさ…そっちのがいいんならな」
そっち。と顎で示す先は小梅さん
「私は全然構いませんですが……何故私でしょうか」
「あぁ?お前さっきまで政宗様に殺気出してただろーが。ここじゃなかったら俺がたった斬ってたぜ」
俺と話していたときより眉間に皺を寄せて見下すように小梅さんを見る
まぁ小梅さん小さいけど横にいる俺が恐縮するほどの怖さだ。チンピラも腰抜かすレベル
「申し訳ありません。しかしながら先生の身を守ることが私の仕事の一番の優先事項なので」
「だからといって客にあそこまで殺意むき出すとはいい度胸じゃねぇか…
…ま、今回はあのお方が悪い。殺意向けられても仕方ねぇな」
「ありがとうございます。それでは参りましょう」
小梅さんが片倉様に笑顔を向けて扉を開きお通しする