長めの話 太郎@

□そんなバナナ! ※
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「あれ、何してんだお前」

「幸兎、それくらい自分で運ばなければ」

部屋に入ってみれば委員長と副委員長に燈夜が

「俺が好きで運んだんですよ」

「僕力仕事無理だよ…燈夜にやってもらってよ」

「先輩、だったら百華の制圧と変わります?」

「う…それは無理」


資料を置いて腕をプラプラさせて疲れ切った顔で座る日高先輩

「ちょっと燈夜、幸兎に百華は無理よ」

「そうです、つるし上げられるのがオチですよ」

「そ、そこまで言わないでよー」

「仲いいんですねー…」

て・こ・と・はー?

「おい太郎、脳内バレてんぞ」

「え、マジかよ」

「ま、太郎ちゃんにはお礼をしなきゃね」

副委員長がごそごそと鞄の中を探って俺に渡してきたのは

「箱?」

黒い箱に淡い水色のリボンで結ばれた可愛らしい箱


「そ!この前買ったんだけどお菓子のお礼として受け取って頂戴」

「じゃぁ…いただきます。ありがとうございます!」

もらって少し匂いを嗅げば甘い匂い…チョコか!

「じゃぁ俺は失礼します!」

「お気をつけて」

「今日は中華がいい」

「んじゃエビチリとチャーハンな」

「鈴木君、ありがと」

「いえいえ!紅茶おいしかったです。失礼しましたー」

ガチャッと扉を閉めてそのままスーパーへ足を運ぶ

エビチリは…エビチリの元とエビとネギ買って、チャーハンは冷蔵庫にあったので作れるかな

副委員長からもらったチョコは食後のデザートにしよう
うふふ、きっと高い物なんだろうなー…包装も高そうだし




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