長めの夢 うたプリ(♀主人公)B

□最高のプレゼントと最悪なお知らせ
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「……食べ過ぎた」

「色々あったかもしれないけど小食になりすぎよ?」

「最近は食べてるから…平気だと思ったんだけど」

「確かに少し痩せたね、それに…髪もすごい状態だし」

「え、ひどい?」

「酷いわよ!ずっと放置してたでしょ!」

「え、うん…」

確かに前に行った時の記憶がかなり前のような気がする

春?多分先輩たちと会う前だから…そりゃこれだけ伸びるか

「奏、一度美容院に行っておいで」

「え、今から…?」

「そう。僕たちは買い物に行ってるから」

店から出て、いきなり幸三さんにお金を渡される


「行きつけのでいいし時間はかかってもいいから」

「でも…」

「ちゃんと切ってきたらご褒美があるから」

「………ご褒美?」

「そ!幸三さんでも手に入れるのが大変だったんだから!!」

「…じゃぁ、いってくる」

「奏って時々現金だよね」

「気を付けていってくるのよー」

「はーい」

幸三さんたちとは一度別れてタクシーに乗っていつもの美容院に向かった



「………えっと」

美容院に着いたのはいいけども、どうやって言えばいいのかがさっぱりわからない

「予約してないし…カードはあるけど……ど、どうしよ…」

そういえばここに来るときは誰かしら一緒だったか電話での予約とかで来ていたから直接は初めてだ

しかも…あの人人気高そうだし、そうそう開いてないよな……


「奏ちゃん?」

「え?」

店のあたりで悩んでいたら誰かが私を呼ぶ

「は、春歌に林檎ちゃん…」

「どうしたんですか?確か今日はご両親と一緒じゃ…」

「そうそう、おばさん楽しみにしてたんじゃないの?」

「えっと…実は…」



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