長めの夢 うたプリ(♀主人公)A

□止まらない緊張感(前編)
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「どういうことだ四ノ宮」

「奏ちゃんはドラムさんです。ドラムってリズムがメインですよね」

「ま、まぁ…」

「だったら一番に奏ちゃんが出てドラムでリズムを打ってそれに合わせて順番に僕たちが出てくる。っていうのはどうでしょう?」

「あぁー…」

確かに、演出するにはすぐに音楽なんて作れないし。かと言って無音で出るのはシラケるだけ


「ポジション的には奏ちゃんが先に叩いて真斗君が入口から遠いですから真斗君が」

「挨拶をしてピアノでセッションもいいな」

「そして僕も出てきて3人でセッションします」

「で、最後にヴォーカルの音也ってことね」

「はい。音也君はきっと最初にMCとかもすると思うのでそれまでに音で皆さんを盛り上げましょう」

「うん、おもしろいかも……でも」

「でも?」

「私が最初かって…絶対みんな一回は私見るじゃん」

「アンタどんだけ見られるの嫌なの」

「でも一十木君にいつ伝えましょうか…翔君が交代してくれるといっても着替えたりして準備がいると思いますが…」

「アイツならアドリブで出来るでしょ」

「音也君器用ですからねぇ」

「そろそろ講堂へ向かうか。来栖のダンスが始まる」

「あ、行きましょう!可愛い翔ちゃんが待ってます!!」

「……本人に言ったら怒られるよ」




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