長めの夢 うたプリ(♀主人公)@

□思ったことを伝える術など無いのだろうか
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翌日から放課後は音也とレコーディングテストに向けて練習が始まった
場所はもちろん楽器倉庫


「♪〜♪……なぁどうだった?」

「いいけど……うーん…」

リズムはOK、滑舌は意識していたら大丈夫…


「たまに音程がずれてるかな。あとは…ブレスの位置と抑揚を入れたらもっといいかな
あと、表情とか気持ちとかがいいところだから生かしたいね」

歌詞だけの紙と楽譜に赤ペンで印をつける

「うん、わかった。注意してみる」


私がつけた印をじーっと見つめていると音也の携帯電話が鳴った



「あれ、翔だ。もしもしー?」

音也が携帯のディスプレイの名前を確認してから電話に出た
その間は邪魔になるからさっきチェックした音源をもう一度聞きなおすことにした




「え、俺無理って言ったじゃん!えー…」

音也が慌てた表情で電話相手に訴えている

「どうしたの」

「あ、いや…今日サッカーの参加出来ないって言ってたんだけどメンバーが足りないって言われてさ
でも今日俺たちテストの練習してるから…」

そういえばよくサッカーを友達とやってるって言ってたなぁ…






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