長めの夢 バサラ(♂主人公)
□赤い虎と緑の狐
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伊達様の部屋から出て広間の小部屋で準備を進める
こっちにはベッドが無いから下に新品の綿の多い布団を敷いて俺が持ってきた顎に置く用の枕を置いて客が着たら新しい布を置く
かなり簡易なものだけど訪問マッサージだとこんなものだったよな
「皆さん、真田様がいらっしゃいますよ」
遠くで十兵衛さんの声がする
ガラガラッ
「「「いらっしゃいませ」」」
「ようこそいらっしゃいました。幸村様」
「お世話になるでござる、神代殿」
幸村様も若い人なのか、伊達様より幼い声をしている
「神代殿、今回もあれを買いたいのだが…」
「承知しました。すぐに用意させます。どうぞ此方へ」
「うむ」
ガションと伊達様と同じように金属の音がした、武器を渡したんだろう
「幸村様、猿飛様は柊の間になります」
従業員の一人が立ち上がって二人の荷物を預かり十兵衛さんの後に着いていくと二人も着いていきやがて広間から姿を消した
「伊達様といい幸村様といい猿飛さんといい…若い人が多いね」
「そうですね。ご高齢の武将様もいますけど今は殆ど若い武将様が大将をしてますね」
それじゃぁ俺の仕事の量も少なそうだな、メインのはずなんだけどな…
「それじゃぁ今から特にすることもありませんし、お茶にしましょうか」
「そうだね……ていうか小梅さんお茶好きだね」
「はい、先生のような美男子とのお茶なんて滅多にありませんし仕事も休めるので」
「………」
小梅さん、後半本音だよな絶対