長めの夢 バサラ(♂主人公)
□肉食系男子
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「せんせー、朝ですよ」
「ぅ…はい…」
いつものように小梅さんが俺の部屋の襖を開けて起こしにくる
そして俺はいつものように起こされる
「先生、朝っぱらから色気振りまかないで下さいよ」
「振りまいてないって…ふぁー…」
長くなった髪をかきあげる、にしても浴衣で寝るのはまだ慣れないな、殆ど解けている
「今日は幸村様に猿飛様、伊達様に片倉様がいらっしゃいます」
小梅さんはさくさくと今日の予定を話ながら朝ご飯の準備をしていく
「皆様顔見知りで特に幸村様と伊達様は互いを倒すべく日々精進しとおります。
もしかしたら館内で勝負をされるかもしれませんのでご注意下さい」
「うん、わかった」
小梅さんの説明を聞きながら作業服に着替える
「まぁ複数で来られるお客様は一人しか武器を持つことが出来ませんので心配いりません、それより…」
着替え終わったところで小梅さんが言葉を詰まらせる
「?それより?」
「……いえ、何でもありません。顔を洗ってきてください、朝飯はその後です」
「はーい」
味噌汁のいい匂いが鼻をくすぐる
さっさと顔洗って朝ご飯をいただくとしよう