長めの話 太郎A

□シークレットキャラクターSUZUKI
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「さぁ諸君!コスプレはピンからキリまであるけども何かリクエストなどはあるだろうか!!」

「ちなみに前回のサイズで作ろうかと考えたがやはり現在の体型にぴったりのものを作った方が尻が映える…ってことで採型するぞ」

「相変わらずとんでもねぇ変態どもだな」

文化祭の決めごとの時間になると衣装担当の山本君と尻担当の美濃部君がキラキラした目で黒板にメニューを書いていく


「内容はなるべく被らないように選んでいる最中だ!リクエストがあれば追加するしなければ俺たちの考えた衣装で進むぞ!」

「ちなみに何を着るかはランダムで決定するぞ」

ふふふふ、と完全に怪しい笑い声を出しながら二人はメモを書いていく


「今回はコスプレだがすべて手作りでいくぞ。あと、ランダムで決めるって言っても背の低い狙われやすい奴はなるべく露出を控えたものをする」

「あえて露出してアピールしたいかもしれんがよくわからん奴に尻どころか貞操が狙われる可能性が高いからな、危険なことは避ける」

「お前ら、文化祭中に何かしでかしたらマジでやばいからな」

二人を見守るようで見守っていなさそうな葉山先生が分厚い書類を見ている



「大体わかっているかもしれんが文化祭中は強盗・強姦や恐喝、暴力など物騒なことは禁止だ
学園に入れる人間は身分証明書と指紋登録するしカメラ台数増加、はトイレの中まで設置することになっている」

「プライバシーは一体どこに」

「トイレの中にカメラがあるっていっても体温検知タイプだ。個室内で2人以上の体温を感知すると警報が鳴る」

「つまりおトイレでにゃんにゃんできないだと…」

「他にも空き教室も特殊カメラで一定時間以上接触していると判断された場合映像が監視室へ流れる。そして警報が鳴る」

「なんというハイテク技術…」

「当事者は即退学、そいつの家も潰れることを覚悟しておけ」

さらさらーっと葉山先生が言ってしまった言葉で教室中の空気が凍り付く


「それとだな、被害を加えた奴のクラスは全員『参観日』で『銅ランク』もしくは『ガラス』に格下げな」

「さんかんび????」

聴いたことあるけどもそのままの意味ではないはずなので鈴木はちんぷんかんぷんであります

そして鈴木以外は顔色が真っ青であります


「先生!鈴木にも説明してください!!!!!」

「うるせぇ、てめぇはプラチナだから死んでも馬鹿やらかすなよ」

「先生!!!説明プリーズ!!!!」

「うるせぇ黙れ。他の奴に聞け」

「ケチ!!!」

銅ランクってなんですか!ガラスってなんですか!!なんで鈴木はプラチナなんですか!!化学の授業かよ!!!!



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