長めの話 太郎A
□華麗なる一族の修羅場
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「太郎様」
「な、なんでしょうか萩様…」
「貴方様は…どういう状態に置かれているのか理解していますか」
「え、えーっと…萩様に説教されてまふ…」
「説教ではありません!注意です!!」
お萩様、これ立派な説教です
ルイ様にペロリんちょされて全身真っ赤な痕が付けられた状態でルイ様に運ばれて流石の燈夜も手を出さなかった次の日
疲労困憊マックスで弁当を作っていた俺の所に笑顔の萩様登場
「貴方は西園寺の跡取りなんですよ、なのに先日さっそく襲われたんですか!?」
「い、いや…油断してて…」
「未遂だったから油断で済んだものの、もしあなたの遺伝子などを持ち帰られたり悪用でもされたら西園寺の恥です!!」
「へ、へい…すいません…」
エプロンをつけた状態で正座して萩様に説教を喰らう俺、あと15分で授業開始でござる
「とにかく、このことは父様には報告させていただきます!以後、更なる注意をするように!!」
「う、うぃっす…」
「失礼します。風紀委員の付き人。あなたも任された仕事を極力優先して行うように」
「……わかりました」
バタン!
嵐のようなお説教が終わり嵐のように去って行ったお萩様
「……ねぇ燈夜」
「…何だよ」
「俺、被害者だよね?」
「………桜井先輩の被害は報告されてないみたいだな」
「そ、そそそそそうだね」
「…バレたらもっと五月蠅かっただろうな」
「ヒィィィィイ」
親愛なるフツメンの皆様へ
平和に過ごしたいです!!!!!!