長めの話 太郎A

□チェンジで!!
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「ずりぃ!!」

「……え?」

すっかり平和な毎日になってきたと思っていたら突然現れたビックイベントフラグの持ち主


「隼人君、おはよ(ウッヘェェキタァァフラグジャァァアアアア!!!)」

「おう!おはよ、太郎!」

「…………」

「あ、おはよ宮村君」

「ん、はよ…」

今日も元気な王道転校生コースまっしぐらの隼人君と相変わらず眠たそうな宮村君


「で、何がどうして一言目がずるいって…」

「俺も燈夜がいい!!!」

「……ん?」

「は…?」

隼人君が小さ目の指でびしっと燈夜を指さす

「ど、どういう…」

「何で俺の相方が燈夜じゃねぇんだよ!俺だって燈夜がいい!!」

「隼人…我が儘、言わない…」

「だって聖の奴親衛隊に追いかけられても守ってくれねぇんだぜ!?」

隼人君がどんどんと宮村君に対する不満を零しだす、ちょっと、本人真横なんですが…

しかも宮村君も全然反論しないし、むしろ普通に聞いちゃってるけど大丈夫か!?


「なぁ太郎、燈夜と聖交換しようぜ!」

「って言われましてもな…」

まずお二人さんは道具じゃないし、多分委員長が考えて人選したんだろうし…

「くだらね、行くぞ」

「あ、ちょっと燈夜さん!」

しかしながらも燈夜と隼人君の絡みが見れるとなれば腐男子魂がうずうずさせていると燈夜が俺のネクタイを掴んで引っ張る


「ちょっと!ネクタイをリードみたいにしないでもらえますか!!!」

「別に変らねぇだろ、いっそのこと首輪付けてやろうか」

「オープンだろうがクローズだろうが俺はSMとか嫌です!!!!」

「つか、次体育だろ」

「あ、時間がやばいかんじ!!!」

時計を見るとあとちょこっとで1時間目のチャイムがなってしまう




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