長めの夢 うたプリ(♀主人公)B

□心に響く幸せの音
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「……げふっ…」

「おい、女子」

「だって…出るものは仕方ないじゃん…」

「奏ちゃんまだたくさん残ってますよぉ?」

「…無理……お腹いっぱい…」

「駄目だよ、ちゃんと栄養価を考えて作ったんだから全部食べて」

「う……」

なんとか気分は復活して次の日、朝5時に起こされて朝ごはんを一緒に作ってトースト半分で胃袋が限界を告げる

しかも、眠い

「トーストにサラダ、スープとヨーグルトとフルーツも必ず食べきってよ」

「………はい」

サラダはなんとか入るかもしれないからとりあえず口に突っ込む

野菜とか久しぶりに食べた気がする…

「……先輩は食べないんですか」

「ボクは必要ないから」

「そうですか……う゛……」

「全部食うのがいいけどよ…コイツ、この調子だと吐くぞ」

「カナデの体調を整えるためのプログラムを実施してるんだから、これぐらいクリアしてもらわないと困るんだけど」

「でも、奏ちゃん胃袋が小さくなったんでしょ?食べ過ぎると動きたくなくなると思いますよ?」

「…………カナデ、どうなの」

「………あと2口ならいけます」

「じゃぁスープとヨーグルトを飲み込んで果物を2口食べて」

「はい…」

早朝から私は大丈夫じゃない気がする



「う゛……食べ過ぎた…吐きそう…」

「おいおい、マジで大丈夫か?」

「落ち着くまで横になってもいいですよ」

「…でも、皿洗い…」

「んなもん俺たちがやるって」

那月がほぼ動けない私をソファまで運んで寝かせてくれる

「……ていうか、二人とも元気すぎ…」

「僕たちは習慣になってますからねぇ」

「なんだかんだでもう3カ月は過ぎてるからな」

「3カ月……」

仕事に追われていたからか、日付の感覚さえ忘れていたが、もうそろそろ夏だ




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