長めの夢 うたプリ（♀主人公）③
□足りないもの
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暗い、くらい
ただ真っ直ぐに、暗い道を進んでいる
なんというか…トンネルみたいな、電灯のない、暗い道
私の前にはみんなが一緒に歩いている
ちょっとみんな早い
ペースを早くして見ても、中々距離が縮まない
あれ？
早足にしても、走ってみてもみんなとの距離は変わらない
むしろどんどんみんなが早くなっていく
ちょ、ちょっと待って
少しずつ見えてきた光に向かって皆が進んでいく、私も全力で走っていく
走って、走って、走っても、光に近づくことが出来ない
ジャラ…
変な音がして音を辿ってみたら私の手首と足首
何故か黒い手枷と足枷が付いていて、鎖が暗闇に続いている
なんで、こんなものが
ジャラ、ジャラッ
鎖に気付いた途端、鎖は伸びてくれずその先へと進めない
なんで？
でもどんどん皆は進んでいく、光の先へ
待って、と叫んだらみんなが止まってくれた
あぁ、よかった、とりあえずみんなの所に追い付かないと
そう思った瞬間に、みんなが私の目の前にいた
瞬間移動してる、と思っていると目の前の春歌が口を開いた