短めの話
□あるときのスイーツパーリー
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※食べ物を!粗末にしては!いけません!!!!
「はい、出来ましたよ」
「あぁ、有難う」
しばらく冷蔵庫で冷やしていたケーキを京佑さんがいるテーブルに置く
「すまないな、態々作ってもらって」
「いえいえ、俺作んのも好きですから」
今日は京佑さんのお願いのためにお菓子を京佑さんの部屋で作らせてもらった
「これがチョコケーキで、こっちがショートケーキでそれがフルーツタルトです」
「これは?」
「ハチミツとレモンのタルトになりまっす!」
京佑さんが注いでくれたコーヒーと俺のお菓子でお茶会、いいっすなぁー…
「じゃぁ…いただきます」
「召し上がれー」
勿論このお礼としては隼人君の最新情報と過去の皆さんの馴れ初めetc…
むふふ、京佑さんの腹が膨れてついでに俺の腹と脳内お花畑が膨らんでお互いいいことしかないもんね!
「やっぱりうまいな」
「そりゃどうもです」
普通サイズのホールより小さ目で作ってみたけど成長期の男の子ってすごいよね、もうほとんど残ってないもの
「世辞じゃないぞ。本当にうまかった」
「いつも新鮮なネタをいただいてますからね、あと俺もお菓子食べれたし」
ハチミツレモンタルトをフォークで切ってそのままいただく、うん、我ながらいい出来だ
「俺のコーヒーが申し訳なくなるな」
「いやいや、十分おいしいですよ」
ケーキの甘みに京佑さんが選んだコーヒーのほのかな苦み…紅茶とはまた違ったおいしさが引き立ってたまんないのなんの
「ありがとう、うまかった」
「お粗末様でした!」
綺麗さっぱり無くなったお皿に二人手を合わせてご馳走様
「片づけは俺がしよう、ゆっくり休んでおいてくれ」
「あ、すいません」
テキパキと皿とまとめてキッチンへ戻っていく
ならお言葉に甘えて寛いでも…いいんでしょうか