*SIDE:元親
あの変わった生き物は、うちに住む事になった。なにをするにもまずは歓迎の宴だよな!あいつ腹空かせてたし!ってー感じであの場にいた部下に準備をするよう伝令を任せた。え?俺なにするかって?
俺は薬師の所へ行って傷薬の調達だ!
あいつ俺の鳥にかなり突っつかれてたからな。細かい傷いっぱいできてたし。
そういやいつまでもあいつじゃ可哀相だよな。名前なんてんだ?
「よお!いい子にしてたk・・・」
飯が出来るのを別室にて待っているはずのあいつはいなかった。変わりに部屋にいたのはあの生き物・・・じゃなく、5つくらいの女の子。傍らには俺の鳥がいる。
「元親さん!」
「モトチカ!モトチカ!」
「嬢ちゃん・・・誰だ?」
「?
あっ!」
少女は俺が尋ねると首を傾げてからハッとした。
首を傾げる仕種がどうもあの生き物と重なる・・・まさか・・・
「お、おい嬢ちゃん。まさかあんた俺が戦場から連れてきたあの・・・?」
「はい、愛姫って言います!」
どうやら俺が出会って連れ帰ったのは妖(あやかし)だったらしい。
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