小説 デュラララ!!

□君が好き
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君は俺のすべて、だった




過去形なのは、いまは全てじゃないとか、そういう意味ではなくて、


諦めなければいけないから





君はみんなから愛されている




それに気づいていないのは君だけで
君はまたひとり泣く


『―――は俺と同じ、誰からも愛されてないよ』


俺の放った言葉で、
君はまた泣いている



嘘でした
嘘をつきました

誰からも愛される君が羨ましくて、
妬んで、
苛ついて、
傷つけた


ごめんなさい
ごめんなさい



何度となく心の中で叫んだ【ごめんなさい】
君に言わなきゃいけないのに
ちゃんと謝らなくちゃいけないのに


俺はそれを口には出さなくて




こんな自分が嫌だ
大嫌いだ




でも、それ以上に


君が好きだ
好きだ
好き

どうしようもないくらい君が好きなんだ




だから、あきらめなくちゃ
だからこそ、君から離れなくちゃ

俺が離れれば君はまた笑ってくれる


じゃあ俺はいちゃ駄目だ
君のいる場所に
君の傍に



涙がつうっと頬を伝う
泣くな




俺は笑って最後の言葉を
俺が君に送れる最後の言葉を






「シズちゃん、俺は君を愛してるよ」





願わくば、君の前から姿を消した
俺を


思い出さないで


end.


―――――


スランプ小説第二弾\(^o^)/

ただ。臨也がシズちゃんから離れていく話だよww

早くスランプ脱出したい(´・ω・`)


ここまでお読みくださりありがとうございます。

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