優雅に朗読
□映
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偽りだらけなリアルは
もはや虚像なのか
僕の目に映る世界は
僕の脳が望んだ世界
何を信じれば良いのかさえ
解らなくなるほど
僕と君の世界は合同ではないから
信じた言葉さえも
揺らいで霞む
世界をどれだけ凝視しても
物と物の境界線は見えない
触れて確かめて
実感する境界線
目に見えぬ境界線
僕の見ている物は
君の見ている物と
同じものなのかな?
僕には丸は○に…
君には丸は□に…
目からの信号が
脳に伝わり画面を映す
不思議な機能
もしかしたら
自分の都合の良い世界に
本当の世界を変換してるのでは?
この世は
偽りや嘘で
固められた虚像
脳が拒否した
グロテスクな部分は
ないのだろうか?
本当の世界は
煩悩や欲望にまみれた
人の脳には
映せない世界なのでは…
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