優雅に朗読
□流
1ページ/1ページ
うだる暑さ
見上げた青さ
目障りな光
瞼を閉じ
雑踏に微睡む
恋するブロンド女
空飛ぶヒーロー
更正する少年少女
液晶画面を眺め
嘲け笑う
全て能動的に進む
一連の物語
君達は物語の一部分
僕は…
意志など無関係
ただ一方行に
君達は流されるのみ
流れに乗れない僕を
さぞ馬鹿にしているのでしょうね?
いつの間にか
流れに添えなくなった僕
君達との違いは
ただ流れに気付いただけ
どうして
何も疑問を
感じずに
どうして
何も不満を
感じずに
どうして
何もかもを
感じずに
居れるのですか?
今日も流れは
僕を無視するのですね?
また僕を1人
置いていくのですね?
.