優雅に朗読
□頼
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依存なんかしていない
そう思っていたけど
知らず知らずのうちに
甘えていたみたい
私は強いから
一人で歩いている
ずっと勘違いしていた
誰かを助けて
私は強いんだと
誇示したつもりだった
弱者を救って
優越感を得て
馬鹿な勘違い
恋をして
思いが通じて
一緒に並んで歩いても
もたれかかって
歩くつもりなんか無い
私は私だけの力で足で
歩いてる
そう思っていた
気持ちが覚めて
冷静になった
支えてくれているだけ
そう思っていたけど
君がいたら私は甘えて
一人で立てていなかった
改めて一人で立つと
世界がぼやけなくなった
しっかりと
今の私が見えた
なんだ…
君なしでも意外と
生きていけるんだ
寂しいけど嬉しかった
今までよりずっと
心が軽くなった
強くなった気がした
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